風土病に苦しむ人々や、あらゆる変化を否定しているだけの、大人たちを蝕む普遍性を消毒するために、放水を繰り返す、傲慢な政治的なものが、カタルシスに至らせるために、新たな罪をでっち上げ、あらがうほどに、現れる苦痛や、模倣するほどに、現れる苦痛との差異により、定期的な苦しみを流布するだけの、世界性から切り離される喜びや、最たるものも駆逐され、新たな価値観を可視化するために、接続される観念や、今に痙攣するだけの、義務的な証拠を摩耗させるための、精神的な攻撃を迎撃するために、ハリボテの戦闘機に乗り、理不尽なものから守るための盾になるために産まれた私は、君が悩まないように、不安を逐一攻撃して、撃ち続ける弾丸や、数多のミサイルや、災厄を復元し続ける宇宙的なネットワークの彼方で、重力を歪ます宇宙人たちとの調和や、現れる過ちに生まれる諦観を餌にして、培養される毒を持つ動物たちの数々や、この物語の中で、王冠をかぶせられた過ちばかりの奴らのギミックや、かけがえのないものとは、変わり映えのしないものでもあるし、変わらないからこそ、儚いものでもあるし、変わらないからこそ、分からなくなってしまい、簡単に捨ててしまうし、課せられた意味や罪は、いつでも、自分の後ろに付きまとうし、現れた今に、正解などは損なわれ、絶えず巻き込まれる苦しみの道具になり、偶像ばかりを追いかけ、構造的なものに押しつぶされ、一切は、ぺちゃんこになってしまい、厭うばかりになってしまうばかりだし、惰性で生きているだけで、使命なんかも、簡単に忘れてしまえるし、終いには、短絡的な動機に攻め入る付加価値なんかを引き裂いて、悲観的に至らせるだけの、ニセモノの観点を蹴り上げ、贖うほどに、食い込む罪に加担したくもないから、簡単に消費して、利用されないために、簡単に忘れ去る。
統合
夜は長い、君たちが思うよりも、ずっと長い、と語りかけるフクロウ、澱んだ過去を商売に変える女の子や、痩せた母たちの背中、嬲るような夜風や、全ての予感を透過させる原理的な雨、色あせるだけの瞬間や、統計学的な恋の汚穢、ビジネスライクな笑顔や、走馬灯に絡みつく蔓、擬似的長い体系や、快活な動機を食べ尽くすカバの大きな口、国家的に飼い慣らされた超巨大なカバに与えられている、ケミカルな餌を片付ける仕事に従事している奴らの憂鬱を食べる飽食な鳥たちを包み込む微粒子、林立する喪失感や、監視下に置かれたヒステリックな嫁たちや、立場を悪用して、現実を攪拌する工場では、おざなりな感情を、ラカン派たちの巣窟、ショービズに関わり続けた矢先に懈怠するだけの、拙い一生の構図や、恒常的な憎しみを孕み、蔓延る悪意を格納した戦車が徘徊する深夜、詩的な神たちとの闘争を続け、この、数万年の夢の彼方で、嗜む意味などが、追憶を啄み、独善的な春を愛撫して、終末論に取り憑かれた野良猫たちが走り回る現実味すら損なわれた忌々しい欠如の最中、最たるものすら、無くなってしまったのだ、と惰性でカタルシスに至るような、自己愛的なものの供儀として、捧げる自らを、溺愛するが故に、つき続ける嘘の数々や、もたらされた制限を超越するためのコードを泳ぐ魚や、些細な理由で、結末をフレキシブルなものに変化させるための、科学的な結合やら反応やら、何か、忙しく動き回るだけの日々の崩壊や、解放などなどに、せめぎ合う価値観などに、苛まれるより、より良いものを、紡ぎ出すための弁証法や、聡明なものを、検知するための、技能のために、読み漁って来た哲学書なんかを捨てて、たちまちに、現れる君を、精神分析しながら、萎びた過去の過ちを、詩的に昇華させる。
理解
精神のデータ化を終え、新たな身体に移行した自らから乖離した理解が、自立するまでの枢要な距離を算出して、支配からは逸脱し、幼気な瞬間に敷衍する抒情的な愛を解放して、君のことが知りたいように、宇宙のことが知りたいし、真理に触れたい。どんぐりの中に隠されたミリタリズムや、口約束の隙間から現れる毒ガス、過信した夢の後に出現する生業や、静謐な言葉の質感や、猥雑な座標を弄る釈迦如来の手や、諦観するだけの、君たちの優しい明日や、失うだけの、忌々しい現実に虐げられ、従うだけの、過ちばかりの日々、喪失感に揺らぐ家庭的なものを模倣し、観点を喪失し、歪な意思に悶える退屈な午後や、閉鎖的な義務感、課せられた罪や、容易い過ち、うやむやにされた証拠や、接続詞の間でたむろする若者たちや、青春とスケープゴート、排斥され続けて来た過ちを縫い付ける針と糸、厭うだけの連中が支配する街、常用する情報により、中毒症状になってしまった末端を嬲るだけの動機を旋回する戦闘機が、落とした破壊兵器と仮数、蓋然性に噛み付くワニの王や、豊かさを枷にしては、世界性を狭めるだけの、おぞましい倦怠期、託児所から溢れる生命力、倫理観を盾に、杜撰な正義を加速させるだけの、正しさなんてものに、正しさなんてものはなく、正しいとされるものを、奉るほどに、正解とは、神のようなものに変わり、間違いなはずがない、と思い込むほどに、正しさとは、悪意を孕み、今に君を裏切るだろう、と語りかける哲学者との会話を終え、居心地の悪い自らの精神に帰り着く。
増幅
魂から発芽し、花となる面影、下賎な比率を打ち出す学者たちのノイズや、軒下で眠る野良猫の虚数や、モノローグが壊れた矢先、真実とは、絶えず孤立を育むものであり、孤独になるだけの、馴れ合いの先で生まれる、退屈な論理を阻めるための壁や、大衆が生み出した集合意識により、混沌としていく普遍性や、制度に付着する思い出の実態の無さに、粛清されていく時代的な靄、ファルス的享楽により、浮き沈みする精神のしじまに立ち込める霧、奇跡的な出会いですら、大事に出来ない私たちに、何ができるのかと、悲しみに暮れる君のクレバスの深さ、相似する永遠性と、違う次元での自分という定理、訂正されるだけの日々で、存在という無謬性を確かめるばかりで、日が暮れてしまい、ここで、達成すべきものなどが、他者を介して、生命のようなものに変化し、どこにもとどまらずに、ただただ、加速していくだけの毎日を蛇行する自我との対立や、怠惰な体制の中で、勇敢さを損ない、義務的なものにより、意思に枷を嵌め、肝心さを損ない、喪失感の中で垂涎するだけの、君たちの心許ないギミックや、豊かさの象徴たるものを打ち砕き、偽物の価値が、何か、似たようなものを発しては、犠牲的なものを、絶えず打算的なものや、ルサンチマンを生み出してしまうだけの過ちや、曖昧な季節に拗れていくだけの、いとまに絡まる時代的なものが、絶えず憎しみを吐き出し、孕むべき愛ですら、利用価値があると促す君の裏の顔や、奪われるばかりの日々の中で、達するべき喜びすらなくて、縋るだけの誤りの中で、正しさなんてものは、なんでもないようなものであり、曖昧さに平伏すだけの、普遍的なものを崇めてばかりいる君たちの偏りに、自身が気づかずに、ただ、互いを傷つけるために、互いの主義や理想で縛り上げ、見せしめのために、快楽的な処刑を繰り返す独善性には、嫌気がさすよ。
真偽
シンギュラリティの果てを貪り食う、前衛的な影、モラルなんてものは、はじめから、存在すらしていないのに、君たちが語る正義は、カタルシスに至るために、正義を武器や盾にして、誰かを抑圧したり、斡旋したり、苦しめたりして、支配的な奴らが示す正解や、世界なんてものは、絶えず裏切りを続け、軽薄な理想を企て、惰性で導かれていくだけに至るような、退屈な対価や、体制が謳う、正解などにより、偏ったり、寄りかかるほどに、圧壊したり、安全を疑うほどに、誰かを責め立てたりして、何かが、足りないからといって、奪い合うだけに至り、何かが、至らぬからといって、徒に消費した先では、足りないものばかりに埋め尽くされ、ただ、ひたすらに、奪われていくだけの結末に苦しんだり、たった、ひとつの命であるから、どう使おうと、勝手などと、謳う奴らのファシズムに、引きずられたりして、支配下に置かれた、忌々しい現実の中で、加算されるものなどは、所詮は、今を縛り付けるために、うそぶくものの気配に怯えるばかりで、何が、今を締め付け、身動きすら取られなくなっているのかすら、分からずじまいであるし、理解したとて、途端に裏切る君たちの主観に生えた悪意の角により、誰彼構わずに、傷つけたりするだけで、縋るだけの、幼稚な世界で、何が、正しいのかなんてものは、分からずに、ただ、窮屈な面影の中で、現れる答えに苦しむこともなく、言葉数もう少なく、通り過ぎる過程や、完全性を謳う精度の低い恋の行方や、解体されるだけの、無惨な体を傍観する家畜たちや、その場での価値観に苦しんでばかりいるだけの、弱者たちの改ざんや、過ちや、恨みつらみを超越した先で、誰の正しさにも、屈しないようにする。
空中
肩甲骨にとまるギンヤンマ、独善的な愛が、シンフォニーを携え産卵した世界が、むくんだ顔をして拝む夜空、ギンガムチェックのフクロウがゆがんだ世界を、正しい形にするための帰路、豊かな自然にかさましされたセオリーや、循環する希望、何かに酔いしれているだけの、君の朧気な静謐、蛮行とシュプレヒコール、類似品と、偏った思想、理性なんてものを長じるが故に、理性なんてものに、支配されているだけに満たないし、満足を謳うだけの、幼気な体系から、惰性な正解が生まれたのよ、と、与太話を繰り返してきた、バナー上の母、パソコンから羽化した感情から生まれた虫たちが飛び交う今朝、高速回転する理由に、振り落とされないために、必死にしがみつく間に、アイロニーにより衰退した社会の記号、あらゆる弊害を受け入れる巨大な壁、誇大妄想により老けてしまった一過性の史実により、私たちの現在とは、ゆがまされてしまった訳であるからして、蓄積していく、幾重にも絡まる不安なんてものに騙されずに、ただ、自分の信じるもので、勝手気ままに遊んできたが故に、期待している自分を、大いに励まして進むだけさ、と、過信してきた今を監視対象にするための理由を話す監視委員からの連絡に対処するサバ猫の父、意味なんて超越して、ここでの真実には、簡単に利用されないようにする。
伝説
伝説は死んだのだ、と夕暮れに語りかける孤独な背中、背叛し続けてきた結果が、これなのだ、と俯くしどろもどろな憂鬱を超越して、背広から生えた折れた翼を処理して、構造的なビル群を飛び越え、厭世観に苛まれているだけの、窮屈な心を書き換え、朝に悶える寂寞の国での、昇華を終え、疑念ばかりのおもてなしや、約束を守れない政治的な嗚咽や、競争の果てにもたらされる憎しみによる焦土や、本質すら損なわれ、行いの彼方で平伏すジレンマや、慢性的な苦しみによがるだけの、独善的な高尚さや、ささやかな幸せに背叛し続けることにより、より良い答えに導くのであると、ここで、君たちをむしばむ答えを選ぶことにより、固定観念に縛られ、主体性を損ない、ただ、促されるままに、マイノリティに流されるだけの、マジョリティの中での同化や同期により、あたかも、生かされているなどと、項垂れている背中を蹴り上げる快感を知らずに、ただ、知ったかぶりをして、支配されることにより、増していく喜びを感じやすくさせるための、情報に騙され、あたかも、幸せそうな家庭的なものに屠られ、孤独から逃げるために、何かを忘れてまで、手に入れた幸せの煩わしさを、日々誤魔化しながら、生きていることの、何が、生きていることなのだろう?か、という疑問には、気付いていても、気付いていないフリをしながら、促されるままに、受け入れるものを、受け売りして、安請け合いして、手懐けられ、他者から、買い取った、幸せのような靄の中を彷徨いながら、泡沫の祝福を囀る機械的な鳥たちの鳴き声に、右往左往しながら、それしかないから、それだけを受け入れ、何も変えようとはせずに、ただ、与えられたものを、鵜呑みにしては、何が正しいのかすら、わからぬままに、分け与えられたものすらも、まだ、足りないからと、奪い合い続ける先では、子供達の鳴き声や、飽食の時代により、どんどんと無駄に畜殺される動物達の叫び声が反響し、脳内を簡単に破壊してしまう。