時を乗り越える者

時間を超える意志的な現れ

思春期の戦争

本の中での背徳の雨、飴玉みたいな君の目が、エゴに目覚め、誰かを傷つけた後にひろがる景色は、なんて病んでいて、美しいのだと、修正液をこぼした、やましい君のあやまちから、泡のような街に点在するのは、だましだましで木霊するやかましい魂がサイレン…

続けることで蠕動する命

加工された品位も無い夜。引き出される思いは、卑近な襞につつまれ、覆われるほどに、応じる思いは、答えを枯淡になびかせ、バビロンに吸いこまれては、魂胆を破棄し、同じようなほほえみで、あるいは、同じような価値の揺籃で眠り、道化として、同化するこ…

涙を流す風景

思いの端子に接続される無限性の刹那、自覚する記憶の核を割るような衝撃や、季節感をぶちこわすようなほほえみ、回答を待つ不自然な子供たちの魯鈍な青春から、征服欲を満たすための婚姻の根幹にひしめく悪意などが、互換され続ける辺りから壊疽する言葉た…

原始的な君

病んだ街で悩ましい君の悔悟をため込んだ異性愛の終わりから、天体を加速させるほどの恋の嘔吐や、約束を踏み躙る過去の固形物などが、いっせいにふりそそぐ互換性の春の汚穢に入り交じる言葉の数々にかじかんでいた冬を懐かしく思うコード化された機械的な…

惨憺たる愛

この街なんて、どうせ死んでるんだと君は、寒空の下で、機械的なペシミズムに酔いしれ、夜にオーガズムを迎え、典礼な時に折り紙でできた雪が降り、林檎から木が生えて、きな臭い世を粉砕し、瞬く間の命を高めては、短絡的な同化を謳うだけの道化どもを打ち…

切望

奪ってばっかりで、うんざりするんだと、君が投げかけるたよりない抵抗や、しずかに語りかける瞬間に純化されるべき思いも圧壊し、間接的にむすばれるしかめっ面の思いや、軽減されない痛みが迫り、エモーションにちりばめられたメタファーが脳内で加速し、…

かぐわしい午後

もぎたての清純、星座の後にはめ込む音と、数多の雨にゆらぐ清貧な夜、窮屈な二人の愛や、関係にもちいられる連帯感や、刹那にぬいつけられる言葉の影や、挫折感に根ざされたことごとくが、神経を奪いながら、長らくにせまる論理的なものの消失から、伸縮し…

寛恕

論理的なものを終わらせるための方程式や、演繹し続ける先々で、健全なものを排除する権限を行使し、関連するものを破壊するための権力にすりよるだけの価値や、感覚をも破壊し、保たれるものがもたらす愛なども縺れ、用いられるものに孤立し、懇意なほどに…

青い血を吸うヒル

雷が鳴って、恋は終わり、君はもう、誰かのもの。あるいは、物質的な猶予を捕食する、終わらせるためのモンスターとして、時代を詮索する、数多の悪魔との交信を続ける、堕落した小さな世界の独裁者として、何かをたもつため、守るためというのは、うわべだ…

色褪せる

膀胱炎の痛みがシクシクと述懐する、虐げられた夜。健気なロジックは、散漫な路地でころがり、退嬰的なガールフレンドたちが敷衍させる記憶は、性的なものを除外するが故に、性的なものを孕むというカラクリから逃れられずに、かなしい連帯感などをコピペし…

しぼんだ夜

君の羽音が、ゆたかな音色をふくませ、眠りへと近づく意識は退嬰的な襞を進み、モノクロームにふくらむ夜が身を寄せ合い、寛容に住まう虫たちのリズムが、心地よく、平らな悲劇や、アノミーなどが騒ぎ立てる正常や異常を測るための戦争や、君の美しさに補完…

群像の構造

夜をねぶり、雨を流し、と歌う感情がまとわらつき、どんぶりの中で抱き合うふたりの平静は終わり、静寂が切り裂く健気な夜に脱げた言葉は半狂乱して、乱気流に運ばれ、コバルト色の宇宙で眠り、タンスの家に帰るまでの距離をまさぐりあった、愛のようなケモ…

断罪の汗

世界を遊び場に変えるために生まれた冬の孤独、名前を駐車場に止めて、雪を注射して、比喩の子供として、産毛を羽に変えて、夕焼けにしみる言葉が氾濫して、ダムが解放されたみたいに泣き続ける彼女のコートが、しもやけになる前に、ナルシズムの静寂にとろ…

反抗

アンドロメダの涙、ローファーのかかとを踏んでる、うさぎみたいな女の子、混同する意識は、なにかと同化することなく、自らの狂気に逆撫でされ、逆上するまでの数分間を膿に変え、課せられた罪を数える君は、不安とは、カチカチと鳴るのと、食い込む時間か…

愚かさ

確かな愛とは、なんであろうか?私には、確かな愛とは、足枷に思える。あらゆる原理は、表裏一体のようで、両方から温められ、それは、確かな愛であるようだが、私には、そのような愛とは、痛いの、だ。この世界は、汚物にまみれたものであるが、汚いものを…

バースデー

真実の愛なんて、どこにもあらへんし、見たことないから、答えなんて、持ち合わせてないし、持ってたところで、それはそれで、邪魔なるだけやし、惚れた晴れたって、歯がゆくて、誰にでも似ている、君のその横顔は、いつ見たって、誰にも似てないし、誰だっ…

煮えたぎる頭

ジメジメした帰り道、夜の差から生まれる余韻や、誠実であることを求められるだけの、ムラがある静寂や、空虚なクジャクが翼をひろげ、あたかも綺麗なように示すことに、美しさなどはなく、あえて語られるものが、あたかも正解であるかのように示される間に…

根幹

このままたよりなくつぶれる意識、漠然と補完される意味にからまり合う恒常的な意思がずぼらになり、ずたぼろになった景色を引きずる彼女の光景や、比率をうたうだけの緩慢な関係性に肥大化する季節的な妄想やらが、シンパシーや、一律の真理を朦朧とさせ、…

真実

虹色にかがやく背中に乗り、せまる夕闇を超えて、因果に滑落せずに、接近する意味や、悠揚な真実にとろけ、統合されるよりも、正常さに磔にされ、正義を語る連中のカタルシスのための、尊い犠牲なのだと、抑圧され、制限され、生きることすら、ままならぬも…

答え合わせ

本と手をつないで寝て、ゆれる君を見ていて、手叩いて笑って、眠なったから、また寝てを繰り返して、朝か夜か、わからんなって、担っても、邪魔やなって、愛してるとか、呪文のように聞こえて、呼吸するんもいらんようなって、ただ愛する過程なんか、価値を…

悟性

宣言されるもんは、すべて不潔であるし、老けるだけの身体は置いてけぼりになって、すべては、若々しくなって、いずれかは、君も灰になるんやし、綺麗事いうてもあれやし、あんがい良くなるとか、悪なるとか知らんけど、あんまりあいまいなままで、今をちま…

言葉の群れ

止血される夢、言葉の階段、やさしくゆれうごく香水の匂い、淡彩に消える姿、移るための記憶が、ためらいを生み、すべてを奪い去るまでの距離、神々しくむすばれる二人、やさしい風、原理的な雨にぬれ、希望すらも駆逐された後に咲くもののあわれみ、あてが…

感覚的な愛

正体を持たぬ存在。せいぜい、その半径だけで記される愛は、誰にも確かさを知らせずに、存在に枷を嵌めるためだけの、契約として、あるいは、独占するための、手錠を嵌め、何か、愛していることが、手品なようであると、愛を知らぬ二人は、空間的な割合が、…

虫歯とバター

蓄積する痛みがノイズのように変わるのと、踊り子たちは、変化しない夜に、変換される苦痛を爆音で流しながら、イデオロギーも死んだ夜に、野放しにされる感情を追いかけ、倦怠感に巻き込まれる、検体としての身体を放棄し、システム的な夜に適応されるため…

名ばかりのもの

行為や交わりは、思いを反響させるものである。絶えず運動を続け、身体の奥まで浸透し、反響し合う限り、愛とは潰えないものである。思い出は加速し、過去を飲み込み、現実を枷に変える。気配は何かに従属し、今を醜いものに変え、変化を恐れ、権限を用い、…

要素

夜の端、雨粒は獰猛で、けだるい要素を孕んだ古代から集う意識的な相互、あらゆる交換が終わり、皆がそぞろになる意識から瀰漫する不安やらが錯綜し、慢性的な痛みを孕んだ懶惰な世界と否定するあたりから、あいまいな毎日は均等に慣らされ、ささいなことで…

つぐない

写真の中で攪拌される世界、半径は意識に追従された後に普遍的な記憶を汚すために存在する意思により、意識とはすり替えられ、絶えず苦しみをさえずりながら、リンクしていく形式的な意味から逸脱できずに、堕落していくだけに終える祝福にすり寄り、陰鬱な…

複製される雨

キリストの代わりに磔になった猫、名前もない星のモグラたちは、地の底に補完された罪を掘り起こし、耳や目が退化した代わりにあたえられた、強靭な爪で、知らない物質を必死に掘り続けているし、いたずらに消費的な日々での価値とは、商品的なものでしかな…

生後の悟性

真理もゆらぐような世界やから、難儀ですわって、世界と同化して、道化や、道具として、偶像や、偶然と生きるんわ、かなわんし、担々麺のスープみたいなマグマ、地球も怒っとるんか知らんけど、隈なくみたら、悲劇らしいもんが、悲劇みたいなフリしてるだけ…

空虚な椅子

上唇の味、モノクロな汗、猫の義眼をあつめて、ノスタルジーな船でゆらりゆらりと、のろまな亀に乗り、腕輪のサファイアがかがやく悠遠になびき、たじろぐ気持ちがコトコトと鳴り、ニセモノの君のいのちを拾い上げ、天体から放たれ、未熟な星の子宮でねむり…