昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

成否

清貧な世界を踏み躙る巨大な足、あらがうほどに食い込む爪や、即座に平伏すだけの君たちの道理や、無垢な季節を頬張る怪獣たちの住処、あらゆる偏見により、閉ざされた感情を往復する持論やジレンマの数々、野晒しの思いが打ち出す火の粉や、退嬰的な湿度に…

軋む

死の外側を旅して、散漫な感性を駆逐して、凄艶な記録の中を泳ぐ魚たち、暗澹とした春を食む虫たち、邪な気持ちが横行する主観や、痩せ細った感情を浄化させるための呪詛や、常用する真理が食い込み、出来事の隙間を食い荒らす原理や、下賎な取り組みやら、…

振動

愛の絶頂期の固形物、ブルジョアな進化により、平静を保てなくなってしまった人々を乗せた飛行機、足並み揃えた世論が迫り、ニセモノの騎兵隊たちで埋め尽くされた地球外に広がる閃き、真実も砕けた、荘厳な午後、やかましい外、痩せた空間にひしめく物質と…

繰り返し

淫らに晴れた太陽、ひずむリズミカルな休日と、旋回する意識を追いかける自意識の噛む力、起きたらディストピアな今朝、転んだ街角に迫る優美な結末の傷痕、痕跡すら不透明な末路の真っ暗な感情やドラスティックな成否、服従する吹き抜けの生命、がらんどう…

神秘

厭世家を操縦する不安定な君の孤独の最中で 悶える歴史や履歴、オールナイトで結ばれた君の体も枯れて、いつか老いた儚さを彷徨うフラクタルな宇宙の深層心理にまで入り込む背徳、跡形は自由で、後から迫る曖昧な理性を点火させる義務に苛まれるだけの、働き…

遊具

余白に埋め尽くされた花々、豊かさを駆け巡り、輪唱される、上べだけの言葉を蹴散らしては、さまたげられるだけの日常で、クヨクヨしている暇もないから、ままならない今に迫る、義務的なものや、模倣するだけの一生や、陰湿な奴らが孕む、空白や、儚い戦争…

硬質

女々しい史実を貪る紙魚たち、あらゆる平均値を打ち壊す試み、重複する資源に、服従するだけの人々が持ち寄る紙幣に寄りかかる幸福、ふくよかな休日に寝そべり、輪廻転生や倫理観が孕んだ優しさという澱み、汲み取る意味ですら、不安感を誘い、徒らに消費す…

開花

荘厳な結末を駆け巡る動機に敷衍していく過ちのコードを、書き換えたり、重ね合わせたりして、無駄にするための日々を、模倣してばかりの君たちの曖昧さが溜まり込み、体制に跪き、願い事ばかりが横行し、それぞれの意識の中で、混濁していくばかりの今に詰…

超克

太古から引き摺って来た答えが、未だに、今に影響を与え、たゆたう対価や、大切な何かや、あらゆるニュアンスや、有効な答えや、その場での高揚感や、簡単に交換される過ちや、曖昧な思念や、あらゆるジレンマ、窓の外からは、かけがえのないことごとくが敷…

研鑽

遠くに行ってしまった好きという感情、憎しみばかりに擦り寄る君の過程、ろくでもない世界だけど、愛することが、必要不可欠であるし、あらゆる偏見を飛び越えて、変化を恐れずに、何事からも超越して、越権行為を繰り返して、さらなる飛躍を遂げるために、…

空想

どこがで聞いたような、似たような言葉が乱反射する鏡の世界、切り取られた憂鬱を捕食するジャバウォックや、均等な位置から、はみ出ている私の後ろに継続される、忌々しい現実や、ゲノムを撹拌し続けるミキサーの中での高次元の恋路や、夢の中での出来事の…

証拠

寂寞を食べ尽くす君の大きな口、富の象徴や、私たちとの結合を終えた、誰かわからぬ身体、何億光年も先で生まれた愛が、確かさを超越して、新たなものを生み出す間に、平伏すだけの人々が蛇行する、森羅万象や、辛辣な言葉を投げかけるだけの普遍性や、問題…

刹那

虚しさの象徴のような、痩せたショッピングモール、レジスタンスたちの離脱症状や、くたびれた帰宅途中、同期されていく結末も、やがて、現実に耐えかねずに、度重なるエゴを突きつけられ、大破していくのだ、と海の藻屑になってしまった末路や、数多の記録…

死地

気管支にからまる憂鬱の数、前頭葉に生けられた花、体制に張り付く虫の足のしなやかさや、やかましいだけの現実に擦り寄る、科学的な伴侶たち、あらゆる交換により、達する思いの儚さや、回転する座標や、摩耗する面影、ささやかな幸せの彼方で、受理するも…

高揚感

徹底した指導者として徘徊する街、真理を掌る動機を旋回する数多の罪を刈り取る合口、合皮で出来た世界を撫でる指や、原始的な進路を突き進む足、都会の瘴気により、麻痺した鼻や、痩せた街路樹を眺める窪んだ目、古いパソコンを弄る女神たちが、歌う原理的…

理不尽

どれだけ愛しても、物足りない、と、物陰から拡散されるメッセージが、全宇宙に敷衍して、行き先なんてなくても、ただ、ここに冠する愛があって、ただ、包まれる愛は、愛と名づけられる前の、原初の香りがしている、と、セオリーの上を跳ねるバッタ、乱立す…

完結

願い事すら届かぬ、暗い帰り道、戒律ばかりが締め付ける曖昧な今から逸脱して、惰性で引き延ばした瞬間から解き放たれ、対立ばかりの世界から逃げ出して、ただ、現れた景色を、そのままに愛するという豊かさに触れ、ささやかな幸せが謳う、原理的な昼が、夜…

高遠

蠢く思念から超脱して、あらがう主観から現れる気配が締結して、宇宙原理や、法則から解き放たれ、短絡的な理想郷や、仮説を駆逐して、蓄積される苦悩や、漂う因果や、退屈な銀河なんかを、パイで包み、クリーミーな夜空や、今に至るための余罪や、夜通し神…

混同

過去と未来が集約された幼い部屋、思いの残留物を漁るハイエナ、悠遠に響く排気音や、分裂していく市場、混乱を打ち出す戦争から乖離して、分散されていく苦悩と、高濃度汚染や、変化を恐れるがばかりに、アナクロニズムに陥り、場違いな今にとどまり続ける…

豪雨

枯れた花の美しさに触れ、敷衍して行く意識の下部に散らばる理性や理念のようなものを消去し、くたばるだけのまにまに迫る有形や無形や、有象無象に対処し、革命により、広げらた無惨な穴に埋め込む意味すら、ひたすらに下賎で卑猥なものばかりであるし、あ…

粗暴

相互する意識の羽、精神的な壁を打ち砕くための、ハンマーを持つ精神科医たる私、情報を錠剤に詰め込んで飲んでしまえば、もう何も、忘れる必要は無いのだと語りかける、悠長な君の策略や、理念なんかも消え去り、慟哭を繰り返すだけの、君の涅槃を旅しては…

外傷

観測されるまで、存在すらあいまいで、確定事項の中で磔にされた、原初の神や、開眼した先で見つけた真理から、はみ出す必然性や、成否の中でゆらぐ、物質やセオリーの端数、電脳世界を彷徨う野良猫たち、ジューシーな観念を吸い取るスポイトや、腐乱した主…

起伏

かさばる情念を駆け上り、理性なんかをひっくり返しては、怠惰な情景に潜む、影や形を切り取り描き、刹那に嘆じる所以や、勇敢にあらがう私たちとの衝突や、複雑で、幼稚な主観から生えるキノコや、そのキノコを貪り食う自称、正義の申し子たちや、耽溺を繰…

綴じる

すべてを翻すためだけに、延命を繰り返して来た、この命、答えもなく、ただ、促されるものに反し、つたない命令を破り、曖昧な約束を無視して、端的な愛や、アイロニーが加速して、詭弁ばかりの忌々しい現実がショートして、火花散る脳内や、豊かさの象徴た…

篤信

ここにあるものなんて、依然として当たり前でもないし、誰もが、ありがたく受け取る意味なんて、簡単に、信じられるわけもないし、還元される理由から放たれ、うそぶく犠牲的な正義から解き放たれ、大義名分を振り回すだけの、利己的な世界にあふれる、退屈…

開花

ノルマのために、作られた罪だとか、間とかが敷衍して、退屈な体系や、義務化した所以などが散りばめられ、銀河を形跡していく宇宙空間を飛び回る宇宙船や、先鋭な過程や、あらゆる厭世観をゆりかごにして育った恨み辛みが、蓄積されていく現実を貪り食う野…

媚態

自分の承認欲求のために、人の死まで利用する奴らが集う、ネットワークの中、迫害されるだけの自分や、人間になんて、支配されたくもないから、迫害されたままにさすらって、差すらなくなって、ただ、ひたすらに消費して続けるだけの、堕落した世界が云々と…

単なる愛

静謐な回路を繋ぐ労働者たち、あらゆる偏見を乗り越えて、湿地帯で揺れ動くジレンマは、順序も守らずに、磨耗していくだけの日々の幼稚さにより、気が触れてしまい、どこを見るわけでもなく、叫んでいる人々を、裁くためだけの冬も終わり迎え、甘美な春に囚…

思いの覇権

思い残しも、すべて食べ尽くしてしまった君の笑顔、絶え間なく広がるだけの、世界の片隅に横たわる価値観や、勘違いばかりを引き起こす疾しい過ちを、うやむやにするだけの、惰性な日々や、悲観的な余韻、異物感を抱えた君たちの歪な意味や災厄、憎しみばか…

腐食

月面を散歩する野良猫たち、コールタールに塗れた海鳥たち、アンニュイとした観念が孕む子供たちや、忘我に潜む孤独な大人たち、歪む論理を掻き鳴らす純情な花、ぬいつけられた意識を噛み締める縫いぐるみたち、貪婪な悪意を蔓延らせる道理や不規則な過ち、…