昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-03-02から1日間の記事一覧

呪詛

ポリティカルなものの終焉が、内向的な私情にあふれ、穿鑿される思いに、はめ込まれるべき、新たな恋が、世界を、世界として、はじめて認識し、自己を単一なものとして確立し、隷属していただけに満たない国家から離れ、きな臭い意味を吐き出すだけの論理を…

彼女の憂鬱

私以外は、全員バカだなど、と促す私こそが、屈折したバカなのだ、と後ろめたいマイナス思考が順繰り支配する放課後の憂鬱などに接続される関係性などに終始追われるだけの関係などに、完結する思いなどは、ただ短絡的な儚さを情事に移し替え、ふしだらな思…

緩衝

空間的な終わりに結ばれる愛が、 仲立を続け、 つたない思いを雰囲気に ちりばめては、 静謐な過去が動作を終え、 動じぬ思いが、 木陰や座り、 和毛が揺れる牧歌的な 結末に触れ、 互いの温度に触れる 文言が互いの頭上を旋回し、 確かな思いとして伝わる。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 行為に引きずられたニヒリズムが、バンダリズムを促し、聖戦を謳い、誰かをかもにし、悔悟を売りさばき、誰かの慟哭で、乾いた心情を潤わせるだけの卑しい者どもが支配するだけの巣窟に参戦せずに、賛成すらせず、ただ設置される…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 バビロンに居てこそ、バビロンを批判し、何かを啓蒙しよう、と叫ぶほどに抑圧される観念は、安寧さを用いずに、安易な抑鬱へと偏執するだけに至るのだ、とか、そこにまた啓蒙活動を批判するような安易な言葉が交錯し、自らを不安…