昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-05-10から1日間の記事一覧

徘徊

襲いかかってくる時間に反し、論理的なものの外に反射する意味を負い続け、愚鈍で鈍色な雲がコケティッシュな瞬間を捉え、その永遠性に引接していく陰鬱なものを疎外させ、些細な出来事を通過し、感応する言葉や、花びらに乗るノイズや、抵抗することこそが…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 思い煩い、排斥する真実に枯淡になびき、灰色や瑠璃色に瞬くあざとい空に放出される観念が、定期的に映し出される真実に徐行し、敢行する意識が筆跡を刻み、ミステリーを旋回し、おとずれる時が沖合で熟れ、無情な時のサクリファ…

日々

かくれんぼして眠っている月や、 見事に長ける思いが、 宇宙の彼方にまで届き、 あなたが誰か知らぬが、 この思いが、 のこのこと現れ、 途端にふれあう季節や、 ある日の憂鬱や、 放課後に交わる軌跡や、 快晴に尽きる思いが、 どこまでも伸びゆき、 ひたす…

画一的なものを破砕する寸鉄

悲壮感ただよう予言者がなびかせる破滅的な呪詛から、対立する今に浸るだけの瞬間から、主導権争いに転じるだけの転移する病魔から、刹那や悦楽に絡まる空虚さから、境目に想定されるだけの欺瞞を投げかけ、持ちかけられる是非に牽引されるだけの意味合いは…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 着せ替え人形のような子供たちが肩を落とし、憂鬱そうに歩いている。世界は大きな刑場なのだ、と魯鈍な支配にきらめく意味から主観性を損ない続けるニヒリストたちが嘯く現用などに本質すら見出せぬから、出し抜かれるだけに至る…