昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-06-10から1日間の記事一覧

帰り道

帰る意味も持たずに、もたつく身体を遮る日常が、清貧な由縁を携え、モノクロームな大地をさまよい、物事を質感を頼りに、静寂に比する空っぽな悠遠から引き出す午前の陽光が、高揚感を誘い、陰鬱な衝動を昇華させ、ぶつぶつに千切れる要因から、連綿たる私…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 蓋然的なものに体系的なものが迫り、倦怠感を削ぎ、果てる隙間に色彩を与え、苛む思いがさまよい、有する形に酔いしれるだけの容易な思いが弛み、堆積しては、内面的なものにたまり込み、嵌まり込む隙間に阻まれ、世界性を奪われ…

めぐる

次々迫るものが つぎはぎになり、 履き違える意味や、 破棄される現在に 点在している今や 貪婪な意思を抱え、 苦痛に酔いしれる 輩から放たれ、 はびこる悪意に反し、 関わる全てに 愛を伝える。

食い込む意志

思いとの決別を迎える。時折ひずむ夕暮れにリズミカルな心音や、妨げる事無い風がまたたき、起動する一瞬に残り香を授け、けたたましくうなる意識や、静謐な予感に切り開く思いが受理する恬淡とした雰囲気や、行き違う思いが交錯し、端的な理由を喪失し、鋭…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 漠然と追いかける過去にすがるだけの感情や、環境から解き放たれ、特別を謳うだけの空間から離れ、簡易な愛に攻め入られ、生命の起源などを損ない、そこかしこでもつれる思いが、つれづれ続き、つたない思いを汚いもので染め上げ…