昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-07-06から1日間の記事一覧

旅路

しとしとと降る雨に濡れ、大義も見出せずにさまよう野良犬に御加護が与えられるころ、孤独な頃合いに染みいる問題点や、世代的な交錯に夷狄な者が攻め入り、生命を奪い、原点を乖離させ、懐疑的な日常にふるさとを失うような戦争を生み出し、平行線に迫る現…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 打ち出す真理から、真偽が生まれ、その真偽から、真意は損なわれ、何かを左右し、差が生まれるころには、最たる意味も損なわれ、欲するだけに至るツールである答えとして、指定される義務にギミックを生み出し、機関的なものに関…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 気持ちいいだけではダメなの、と照合されない思いを抱える彼女の慟哭から、帰らぬ数億年の言葉や思いが放たれ、反照するものが暗闇を織り込み、陥る先に用いられるものが、魯鈍なものへと変わり、藝術的進化から栄進していくもの…

逍遙する思い

じゃれ合う鳥たち、顔とリンクする音。意識は、どこにだって、なんにだって分け隔てなく届く。なにもないからといって、悲しむことも、憎むこともなく、不自由に嘆かず、健気に日々を渡る。想像とは違うものになって、いっさいは離れつつある。離れつつある…

交わる先

私が見たものなど、 今に認識を用い、 欺瞞に変わり、 不満を促し、 運命を呪い、 能動する意識は、 指揮を求め、 何かに流されるだけに至り、 痛む身体を引きずり、 悩むこころを飛び越え、 研ぎ澄ます今に 真実すらも無くなった辺りから、 真実も生まれる。