昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-09-14から1日間の記事一覧

超克

すべての論理の外側へと出て、内側に孕む陰鬱なものを祓うべく、旋回する意識は、行き着く場所を求めず、途絶えずに続ける意志だけが、気圧の谷を越え、演繹する隙間に敷衍していく意識が、バビロンを打ち砕き、尖鋭的な意識をたずさえ、消費されるだけの印…

間隔

悲しみの飢えへと上がる隻影。 たちまちに現れる寂然としたものが、 釈明を続け、 因果へと派生していく 苦みを浴び、 あいまいな無情に接近していく 痛みを抱えた物質を受け取って弾けた 宇宙のはじまりのような愛へと帰巣し、 心ない何かに内面的な懶惰を…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 称号を捨て、能動するだけに現れる答えへと引き戻され、絶え間ない痛みを抱え、退廃的なものを掲げるだけに、課せられた意味に強制的に加工されるだけの意味へと浸透していく欺瞞から、敢行すべき確かな意思すら持たずに、ただ虐…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 そっぽ向いて背く君の感情こそが、わたしを強くするのだ、と妥当に泳ぐだけに、惰性なものを積み上げ、くだらないものを消費するだけに、消化不良の毎日から離別し、寂寞にとどろく官能的な雷光がとどろき、浪費するだけの観念へ…

文学的宇宙論

傷つくとは、宇宙の始まりから続く交わりであり、つじつまは合っていなくとも、弔われた痛みは、新たな宇宙を、何度も形成するほどの力を、痛みに与える。普通のことを、普通のものとして受け入れる危うさが、自らを危機に陥れ、自らを、遮る意思は、自らを…