昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-11-12から1日間の記事一覧

詩的な裕福

理解も得られずに死んだ詩人たちは、共通理解などは求めては無くて、ただ、表現の先に忍ばせるアンニュイなものを放出し、一切を昇華させるべく、詩的なベクトルへと運ばれる境地で、懊悩するものを消費し、不幸なままで居て、自らの孤独を消費し、正気を失…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 有する価値も死んだ滅亡的な夜に不潔な信念を捻出し、あらゆる意味を傲慢に漁るだけの不本意な精神におとずれる結末に結合されるだけの意味的な終わりに敷衍する日常にカタルシスを与えるべく、ベクトルは、典麗な呼吸へとエクソ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 わたしは、まだ愛がなんたるかを知らずに、知ったつもりで独白する先におとずれるジレンマに関わり、悔悟を求めるだけの罪の意識などが攻め入るだけの意味的な汚穢を取り除くべく、今に与えられる欺瞞を取り除き、おとずれる不安…

介するもの

対外にあふれる感情が、 無神経な身体を捨て、 謀略をめぐらせるだけの 退嬰的な意味と、 途端に疎外される世界からの隔離や、 世界のカラクリを解き、 傀儡と化するだけの 現在を操る糸を切り、 自らの遺愛に基づき、 すべてが終わるはずも無い夜や、 すべ…

視界の外

厳寒な時にかじかむ心が自覚することに、表現は固まり、偏るほどに、膠着する意識は、凄絶な時に隔てられ、惰性な意識が買い取る形式へと引きずり込まれ、自覚するほどに拘泥し、枯渇しても尚、求めるだけのものが、形跡を踏みにじり、悲観するだけに至り、…