昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-11-26から1日間の記事一覧

孤独の子

寂しい思い出に持ち込まれる差異に詰まる鈍磨な感情や、シンクロする先に充填される愛に導かれ、たぐり寄せる瞬間に求め合う軌跡が、貧寒な季節を超え、形跡を踏みにじるだけに、跡形も無く消え去る形式的な余韻に備蓄されるだけの緩慢な愛が保湿するだけに…

偏愛

瞬間的な愛を出迎え、 関係性にあてがわれた 制度や、幾重にも まさぐる果てに 重複する観念が、 何回も織り込まれ、 瞬く間に過ぎ去る 過程を飛び越え、 羽ばたく値は、 重要な思いへと帰り着く。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 心音が静寂に入り交じり、静謐との互換が、自らを際立たせ、惰性なものに転じるよりも、転移するだけのうるさい意思を疎外させ、最たる意味にぶつかり、君との始まりに交わる原理や、利己的なものに横溢する痛みや、応じるほどに…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 今までのことは、今にはじまったことでは無いし、交わるほどに、はじまりとは逸脱し、歯がゆいほどに、今に離れるだけに至り、意味にもとづく定理などが邪魔し、殺伐とした観念が用いる関係との軋轢や、あいまいな現在にひしめく…

詩的な裕福

理解も得られずに死んだ詩人たちは、共通理解などは求めては無くて、ただ、表現の先に忍ばせるアンニュイなものを放出し、一切を昇華させるべく、詩的なベクトルへと運ばれる境地で、懊悩するものを消費し、不幸なままで居て、自らの孤独を消費し、正気を失…