昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-04-01から1日間の記事一覧

自らに帰りつくよろこび

今に現れる苦しみは、ここに欺瞞を用い、痛みを率いることで、今を不安に追いやる。形のない不安は、意志を形骸化させ、そこで保つべき矜恃すらも損ない、自らの平衡感覚を損ない、抵抗力を養えずに、今に蓄積される苦悩を媒介させ、あらゆるものを悲観的に…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 その場で攪拌されるのが愛だ、と路上の臭気をまとい、夜に慟哭していく気配に嘆じる余韻から、因果を越えて、毎日に迫るファシズムが吐き出す幼稚なジレンマを飛び越え、統制されるだけの夜を越え、能動し続ける限りに自らとは、…

緩衝

陰鬱な気分を消費するような闇を超え、 初々しい朝に抱きかかえられ、 そそくさと逃げ惑う君の優雅さや、 憂鬱な気分に即されていく熱情や、 そこで抑圧されずに、 自由気ままに転換していくのが 私であるし、 ここで寝そべるだけで、 優越感に浸るような勘…

自ら踊るよろこび

恋とは絶望から始まる。交わる先に現れる思いも、恋い焦がれ、あこがれるほどに、自らとはおいてけぼりをくらい、今に与えられる影響とは、自分の自信のなさを伝えるだけに行き違う思いとの絶望感である。安易に即される絶望にこそ、何かを愛するという意味…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 空疎なものを互換するのが、わたしたちの定めなのだ、と几帳面に集める夜のニュアンスとは、あいまいな差異を用い、そこかしこに罪悪感をうながす欺瞞が生み出され、誰かが生み出す不安により左右され、些細な出来事を通過してい…