昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-04-09から1日間の記事一覧

生を純化させる冒険

生とは、凝縮された死だ。何も逃さぬように、すべてを食べ尽くし、無に変える。あるゆる死とは、生を覆う闇にもなり、生を照らす、まばゆい光にも変わる。死を思うことが、唯一自らを救い、何かの手立てに変わるのであり、そこで生に萎縮するよりも、自らの…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 修羅を歩む君のヒステリーが、大事にしている物語を破壊し、今にねだるものが、改善することすらとがめ、今に苦しみを送り込んで行く、まる

喪失

幻想的な夜の余罪を数え、 多目的に流出していく 死と本質の間で シーンは断続的な 面影を賭けるだけの 惰性な性差を用い、 裁くだけの夜から、 暴かれるべき現在に 転換していく夜が 朝を出迎えるべく、 自らを裏切るまでの尺度。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 送り込まれる善意により、今がむしばまれる。残酷なほどに優しい日常は、戦う意味を忘れさせ、忙しければ、忙しいほどにしいたげられ、今に従い、陰惨なままに放置された忘我につつまれた自己を弔えずに、傍観し続けるの、だ。

幻想的な夜

眠れぬ時折からエクソダスし、無機質に転換され融合するだけの身体と統合され続けるだけの精神と堕落するだけの途端にエゴイズムが加速し、串刺しにされる生命は、自らの予感だけをたよりに、交換され続けるだけの無関心な身体から解放され、惨憺たるものを…