昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-04-10から1日間の記事一覧

世界との対話

昨日に引きこもる明日は、もう出てくるのは嫌であるし、過ぎ去るほどに、昨日との距離は深まるし、そこに用いられる苦しみだけが増すばかりだ、と吐露し、統合されるだけの正常さが促す精神が持ち出す軽薄な真理などにごまかされずに、自ら生み出すものだけ…

星をめぐる冒険

生とは、凝縮された死だ。何も逃さぬように、すべてを食べ尽くし、無に変える。あるゆる死とは、生を覆う闇にもなり、生を照らす、まばゆい光にも変わる。死を思うことが、唯一自らを救い、何かの手立てに変わるのであり、そこで生に萎縮するよりも、自らの…

忘却

望むものなどは、 いまを不潔に変えるだけに至り、 なじるだけの瞬間から、 主体は喪失感を抱え、 仮想する意味や、 加工される時折に浪費し続ける限りに 経済的な猶予を用い、 何かをもたらすことだけが、 正義のように扱われるような 犠牲的な日々にたゆむ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 私は誰かの傘である、と君が嘆く遊歩道に情念がからまって、カタルシスをうながす原野から、理想とは、そこで供給され続ける辺りから狂気に変わり、そこで境域を生み出し、自らを阻めるのだよ、と悲しげな君のサイクルを卑しく眺…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 からまわりする日々もあるだろうし、そこで焦って転んでも痛いだけだし、走らずに眺める景色は、形式的なものから放たれ、何か自然に備わっているかのように見せているが、与えられた名前に汚されているし、そこで惰性なままに繰…