昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-04-15から1日間の記事一覧

叫ぶ

また泣き止まない子供の声だ。団地の裏のベンチに座る老人の哀愁漂う夕暮れをまたぎ、又貸し続けるたびに、ろくでもない数ばかりが増えるだけの体たらくな互換から、ジレンマや蕁麻疹が増えるだけの街角では、麻痺した連中が被曝がなんだ、と促すような幻想…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 緊迫した状況を孕んだ形跡を歩き、とぼとぼおどけて、軽薄な理論をたずさえ、整然とした意識が育む超自然的な対立から、大義を用いずにさまよう野良猫の表情や、さまたげられるほどに増していく欲望との戦いや、経路もなく、ぬか…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 だんだんと締結していく現在にひれ伏すこともなく、現る美麗さが敷衍し、仰々しさを消し去りながら、くたびれた身体を引きずる亡霊どもも労われることを求めるばかりで、ここで計り知れないことが起きていることにすら気付かずに…

相似

あの子もどのみち 迷うだけに至り、 いらぬ心配ばかりを重ね、 漠然とした恐怖を吐瀉し、 たよりない日々にもだえ、 憎しみを加速させ、 日々に押さえつけられるほどに、 自らに保持するものとは、 邪魔なものばかりで、 無意味なものばかりであると。

調教されぬ意思

何かを正しいとして判断する器官が示す苦しみや、漂う悪意に緩慢に作用する現時点を乖離させるだけの精神的な破裂から、ジレンマを溜め込むだけの入居者を受け入れ続ける超巨大な団地として自らを提示するような対立する身体を補完するだけの理論を屠るだけ…