昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-04-16から1日間の記事一覧

進化

悲しみが染みいる裏通りには偏見はなく、ただ無関心だけがその場を漂い、誰でもない今を誰かになりきり傍観するだけで精一杯だ、と君は泣くが、君は機械であるし、そこで回帰するものが永遠性を含み、その場で延々と同じ動機を繰り返すことすら知らずに、不…

叫ぶ

また泣き止まない子供の声だ。団地の裏のベンチに座る老人の哀愁漂う夕暮れをまたぎ、又貸し続けるたびに、ろくでもない数ばかりが増えるだけの体たらくな互換から、ジレンマや蕁麻疹が増えるだけの街角では、麻痺した連中が被曝がなんだ、と促すような幻想…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 退廃的なものを接続するような雨に屈折するよりも、屈託なく笑うべく、すべてを洗い流す雨とフュージョンする余韻と踊り明かし、心身に入り込む無価値なジャズこそが、わたしのパラドックスを洗い落とし、カタルシスへといざなう…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 寂寥たる観念に押し寄せる液体と化した精神をカクテルにし、余罪でにじむ夜空に放たれる疑問が、欺瞞により、寄りかかるものを騙すことだけに専念するようなキャピタリズム的な商売の毒素がちりばめられるだけの都会のニュアンス…

羽音

ぬいつけられた後を歩く、 あらがう君の艶姿に熱情していく 心理的な偽装をくわだて、 惰性に描かれた真実などが 臓物を食い荒らすのを 眺める悲しみのような ものに憑依する物陰で 描く意味に帰巣する理想に 磔にされた意味が描いた 神がもだえる夜。