昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-04-29から1日間の記事一覧

兆候

言葉に混じる濃淡が現実感を作り上げ、誰もいない交差点の信号の色と混ざり合う、ふざけた関係や、そこで立ちすくむだけの君の情念が揺らぎ、不信感を与える止まない雨の音がノイズのようで、刺激的に遊離していく官能的な瞬間から、言葉とは自立し、そこで…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 高揚感をたずさえた恋模様にふりそそぐ甘いひとときも、あいまいなものを用い、今に色合いを深め、そこで何かを行うことだけが、正しいことのように押しつけ、何かを抑圧することでしか、満足を生み出せぬような惰性な答えが言葉…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 数億もの感情にふれ、そこで敷衍するものが、あらゆるものを覆い尽くし、そこで黒々としたものを育て、惰性にうごめく真実や、そこで課せられる罪の意識を重ねるほどに、受理するものなどのほとんどは、窮屈なものを生み出し、そ…

交互

意識に滞留するものが濃淡な影を作り出し、今に折り重なる瞬間が織り込まれ、ここで理論を形成する前にさかのぼる意味を具現化するだけの懸隔から、ここで妨げられ、抵抗を続ける限りに独白をここで継ぐ毛、つたない意識から、伝わらなくとも続けることだけ…