昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-05-06から1日間の記事一覧

歌い上げるような愛

神も身もだえするような孤独を乗り越え、延々と連なる永遠性を否定し、被害者意識が売り買いされ、ここでの些細な意味が災難を生み出し、カタストロフへと至らせるような悲劇から、貧寒なものをモジュール化し、今を席巻するための権力として倒錯へと誘うだ…

救出

簡単に処理される身体だ、と なげく動物たちの悲しみを模倣し続ける 君のひとみが謳い上げるものが、 今をよどんだものに変え、 そこで溜め込む憎悪が、 悲しみを肥大させ、 悲哀にみちびかれ、 自分に酔いしれる前に 救い出す方法論を生み出す。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 証拠も残さずに、何かを果たす義務から逃れ、能動的な瞬間や、主観に迫る矛盾したものの枷を嵌め、自らを不自由にさせるような企みが示す痛みから逃れるような歌を歌い上げる、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 へだてるものも持たずに、すべてをゆるすほころびや、君が示すものに締め出され、何かに汚されるよろこびや、くたびれた今に課せられた罪がうそぶく果て、まる

尖鋭な理論

機械油を垂れ流し、スモッグが垂れ籠める憐憫にふれ、不潔な観念を解き放つだけの紅蓮に輝く優美な季節に遊離していく感情を解き放つような輪廻の輪から放たれ、たちまちに現れるアニメ的な街並みに関わり、慣性を捨て去り、無重力の間柄に生まれる感性だけ…