昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-06-02から1日間の記事一覧

カタルシス

生きるために描くことだけが、今に旋律を与え、むしばむ空虚感などは、安易な激情が住まいを移すための空白に過ぎぬ、と扇ぐ日々に欠乏するものもなければ、そこで生み出されるものが、孤独感をかき消し、退屈をしのぐだけの日常に結実していくものが、確か…

快晴

延々とひずむ過程が、リズミカルに踊り、理想を供給する主義よりも、現実的なものが支給されることだけが正しいものとされる間にとなえられる愛が損傷を与え、悲劇にかじかむ時間や、ここで苦悩を引きずるだけの卑近なものがもたらす利益を求めるほどに、人…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 均等や平等もないから、ここで生きることはたのしいのであり、ここで祈るよりも、獰猛に何かを狩るよりも、限りあるものや、限りないものに悲しむ暇もないから、内外で果てるものや、物事に迫るいびつな観念や、ここに居続けるほ…

跳梁

用いられる意味が示す距離に 閉め出されてもなお、 自らが正しいとするよろこびだけが、 幸福論を越え、 固執するほどに、 いぶかるだけに明けくれ、 何かに責任転嫁することでしか、 自らを癒やせぬような、 卑しさばかりが、 今を覆う。

すこし、わたしのはなしをしよう。

すこし、わたしのはなしをしよう。 誰にも捕まえられぬように、つかまつるものなどは、今をつまらなくするし、与えられた影響などは、自分の言葉でもないし、自分が描いたものでもないから、すぐさま捨て去り、そこで戸惑うよりも、より強力な意志を用い、自…