昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-06-07から1日間の記事一覧

全体主義の街

潜在意識に語りかけるものなど、ニセモノだね、と遠吠えする野良犬どもが徘徊する長くも儚く、短くも退屈で、自覚するよりも早い速度で迫る意味などは、依然としていらぬ心配ばかりをしているだけに満たず、誰もが、誰をも信じなくなっていった夜が厭わしく…

諧謔

仕立て上げられた思いも たしなめられ、 足並み揃えて歩くべきだ、と 強制する息苦しさから逃れ、 あらゆる論理や行為から 飛び出ていく。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 一体感を求める者が、同じように何かを自分と同じように感じるべきだ、と同調を求める間に本質的なものは失われ、自らをさえぎるだけにいたり、徒に消費され続ける間に生まれるものと同等などと謳うほどに、平等とは懸け離れ、何…

献身的な影

いきいきとした瞬間に放つべき思想もいつかは死に絶えるだけの情景に発散されるだけの過去にあらがう君の情事に敷衍していく物事の物陰に迫る論理的な構造から破壊的な理想を並べるだけのリベラルな加勢から、簡単に処理されるだけの利口な主観に安易に循環…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 関する間に感触もやわらかく、何かを和らげる夜がひけらかすものが順序を求める。ただ重なる夜は、無神経にまさぐり、空疎な快楽へと移行し、途端に理不尽なものをかかげ、今に悶絶すべきだ、と語るから、その言葉は無視して、倦…