昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-06-30から1日間の記事一覧

硬質な夜

無気力が支配する深夜の壁をとりのぞき、ロジカルな路地裏に偏頭痛をかかえた花を切り取りながら、長らくに迫る閉塞感をとりはらうような爽快感をめざし、シリアスな日常に安易な呪文をうながしながら、こぼれる本質をにごすだけの消費社会から逃れ、センチ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 超えられるべくそなわる今に謎はふかまり、俯瞰に縫い付けられた自己もそのままに、軽薄な者が攻め入る今や、狭い価値を押しつけるほどに反発する世の常、まる

親しみ

空間に現れる別れの言葉や、沈積していく優美な思い出に暮れゆく季節の面影がさえずり、この場での永遠性を生み出し、制度に付着するものや、そこで物陰に攪拌され、物事の半径を汚すだけの現行にさえぎられていく精神が選ぶ現実などが、その場での障壁に変…

適当

開拓者たちが用いる権力が 盛り込んだ毒で苦しむ現在に 恬淡に徘徊する私は、 苛むよりも蔑むよりも、 アイロニカルに隘路でひずむよりも、 義務的に生きるよりも、 息苦しいと叫ばず、 寄り添い歩くかず、 数々のジレンマが用いる 時代的な呪いを越えて、 …

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 やわらかい面影にいざなわれ、現在を濾過し、純粋なものに変化し、懸隔を生み出さず、近づくままに愛する、まる