昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-07-11から1日間の記事一覧

吸収

誰もが夜を通過する。たまゆらにゆれ、ふれあう景色が溶け合い、愛に似たニュアンスをねたましく眺める形式から、美を抜き取り、退廃的な夢にもだえる先に季節が抱き合い、あらゆる痛みを昇華させ、純粋にきらめくネオンがまばゆく、瞬間を吸収する夜にから…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 出来合いのもので聳立させ、立ち続ける意識は、立て続けに迫る意味に季節を閉じ込める、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 理解すらも老け込む夜にこみ上げる論理が、脳内を循環し、新たな思いが現れ、確かなものだけが、今に奇跡を生む、まる

白黒の記録

すべてはあいまいで、 何か苦みを含んで、 複製されるだけの今を形成しながら、 しなびた過去を引きずるだけの 卑近な者が復唱するものを 聞き込んでは、 自らを闇に陥らせる。

緩慢なカルマ

呼吸をするように愛して、と彼女がカタルシスをうながす全容に破裂するジレンマたちは、時代的な猶予を引きずり、パラダイムになびくだけの感情と論理の狭間で捕らえられた意識は、永遠性を叫ぶばかりで、借りの自己を解体するだけの日々にニヒリズムが迫り…