昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-07-14から1日間の記事一覧

遡及

走り去る感情は、どこにも帰らずに、何かを待っている。守られた感情が、連帯感をうながし、安易につながるほどに、関係とはほつれて、今にも争いを生み出し、終わらぬ軋轢は、何かを蹴落とすために妬み、憎むことから交わる瞬間は、どこか寂し気で、健気な…

鞭毛

軽薄な雨に濡れる木々 保たれる言葉が、 答えをうながし、 安全を謳いながら、 何かを守るための 摩耗を繰り返し、 ここで反復する思いが、 何かを恨み、 惰性に描かれた真実に 強要されるままに、 自らを消耗していく。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 さかのぼるほどに没落するのが世界であるし、やがてはつらつと動き回り、適当に笑いながら、荒いながらも、豊かなものを謳わずに、ただ有する価値に懈怠せずに、設置されるだけの意味から放たれ、適正なものを用い、何かに価値を…

逸脱

嘘だらけで、でたらめな秩序を打ち砕くような閃きを生み出し、互いを傷つけるだけにいたるような虚構が迫り、未熟な価値を生み出した人類は、進化の仕方を誤り、したがうことだけで、考えを破棄し、排斥されるだけの価値が機械的なものを作り上げ、惰性なも…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 世界が用いる枷を外し、もたらされる時間に今を奪われてもなお、ここで反することだけが、互いを緩衝し、似通うほどに、互いを嫌悪するようなシーンに断続するジレンマを解消し、ニヒリズムにおちいるよりも、今にたぎる瞬間的な…