昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-07-19から1日間の記事一覧

制圧

理想を保ち、守ろうとするほどに、人は曲がってしまう。過ちを認めない限り、間違ったものを信仰し、自らが正しいとし、自らを捻じ曲げる。あらゆる理想は、主義の下で別離し、自らの考えのように差し向けられた理想に操作され、自らを喪失していく。同じ行…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 どのくらいもなく、このくらいもなく、ことごとくは、ここで散り行くが、そこで継続されるものが永遠性を孕んで、懶惰な日々を確かなものに変えたり、変えなかったりしながら、さらわれる日々も、何か贋物の自由を謳わずに、元来…

朝を待ちわびる歌

進むことは、何か、引き返すようなもので、今に宿るものも、靄につつまれ、矛盾したものを従え、いい気になっていく。この刹那にはじまるものが、論点をずらし、すり替えられた意味が連関し、安易なものを引き出し、悲観するだけにいたる。感情は、多目的に…

喚く

叫べば、何かとまじわり、 とたんにあふれるものは、 自らを自然に帰し、 現れた瞬間は、 優しく今をつつむだろう。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 ふるえる小枝や、夏の粒子にまざる恋などが今をまさぐり、また繰り返し、くだらない日々を消化し、肥えるか、老いるかを嘲笑するような、ていたらくを反復させる、まる