昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-07-20から1日間の記事一覧

高次

誰にも届かぬところで反響するものが、融合し、死の断続から逃れ、生命を呼び起こすような叫び声から、産後からあふれる哲学的な抗争から、混沌としていく意識に散漫な動機がちらばり、制限を巻き起こす宇宙から抜け出し、ただよう意識は、この夜での真理を…

適宜

そこで適応し、 適任するものなど 蹴散らし、 歓喜にいたり、 浸る今に帰巣し、 規定されたものが、 確かな動機を失う。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 ニヒリストどもが日曜日に懺悔を繰り返す。あらゆる保身が生み出す苦悩に磔にされるだけのあいまいな人間を、改めて神として出迎えるような夏の太陽が突き刺さり、そこから身動きもとられずに、とがめられるだけにいたる生死は、…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 くたびれた街並みが儚く揺れ、ネオンにまじる鼓動や、真理にもとづくエゴが、自らを孤立させてもなお、否定的であり続ける優雅さよ、まる

制圧

理想を保ち、守ろうとするほどに、人は曲がってしまう。過ちを認めない限り、間違ったものを信仰し、自らが正しいとし、自らを捻じ曲げる。あらゆる理想は、主義の下で別離し、自らの考えのように差し向けられた理想に操作され、自らを喪失していく。同じ行…