昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-08-05から1日間の記事一覧

心地よい目覚め

もっとも暗い場所からあふれ出る詩情が夜を神秘的に包む。新品にされた感情ががらくたになるまで、何かにこき使われるよろこびを教えられてから、この苦悩というものは、能動することを忘れ、受動的に受け入れることだけが、正解のようにうながすような世界…

色あせる

わかり合うこともなく、 出会うまでの日々も瞬く間に 過ぎ去るかのように 見せつけるような悲観的な 夜を超克し、 もう、思い出すこともなく、 徒然なびく思いも、 習慣的なまどろみに消える。

懈怠

私は、私を信じている限り、何かに屈することなく、言葉数も少なく、あくせく働くこともなく、なくなく時間をかけることもなく、ゆっくりながら、長らくに腰かけた孤独のなかで真理をまさぐりながら、何かにとまどうこともなく、よく見れば、細部にまでドラ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 わからぬ先に苦悩するよりも、今を生きるよりも、自らの意志を保ち、もたらされる苦痛などは、通過するだけであるし、そこで扞格し続けるほどに、ここで反することへの強度が生まれ、自らの意志だけが、唯一の力と呼べる、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 焦燥感にもだえる蝉たちの歌声が氾濫し、脳内で受精される創造的なものが、フラクタルなものを形成し、どこかで見たような瞬間を何度も再生させ、そこで用いられる差異性などを飛び越え、フラクタルなものほど、よく見れば、違っ…