昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-10-02から1日間の記事一覧

幼稚な企み

隣で沈む夕暮れは、そっと悲観した彼女たちの憂鬱をつつみこみ、混濁する意識に翅をもたらすような事象から数理的なものがとりのぞかれ、リリカルな心情は、神格化されるだけの深夜を通り抜け、短絡的にかがやき続けるだけの惰性な太陽が用いる性差や、諦観…

恒常的な高揚感

薄い膜の中で泣き叫ぶ彼女たちの温度を体感し、夕暮れに潜む悲壮感などは、安易な消費から繰り出されるだけの反復へと引き込まれ、そこで補填され、捏造され続けるだけの空虚な瞬間を掻き乱すような乖離的なレジスタンスを生み出し、実像に長けていく思いは…

まぶしさ

その刹那にかがやくものに つつまれ、 つつましやかになびく 悠遠にいざなわれ、 ただ、あらわれるものに あらがい、 ただ、愛するよりも深く ひびく時にまたたく。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 背くほどに気ままで、今に現れる意味に補填されるだけの域から放たれ、自らの不自由さを嘆くよりも、そこに現れる苦しみに変換されるだけの今から離れ、自らの正しさに行き着く、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 そこに潜る込む思いは、陸地を探し、理屈を捏ねながら、硬質な思いをたずさえ、さえぎられることも無く、猜疑心に貧することもなく、ただ現れるものをそのままに愛する、まる