昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-10-05から1日間の記事一覧

十全としたもの

意味と意味の間に欠落していく意識にアクセスし、循環していく瞬間にめばえる愛が氾濫し、途端に全容を明らかにするようなものが示す前衛的な達成が反復し、そこで覆い尽くされるだけの今に反発し、主観をさえぎるだけの全貌に吐血を繰り返すための苦しみが…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 罪の意識を裏返し、ひるがえされる思いは、些細な苦しみを細分化し、そこで用いられる苦しみなどにいらだち、出し抜くために天寿を全うするなど、とフォーマットされるだけの意識は形式的なものに補足されるためのよろこびなどを…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 ブーツの底で磔にされている詩神や、乾いた季節に降り注ぐジュースのような雨や、哀感になびく浮遊する観念は、捻出されるものを迎合するほどに傾倒していき、何かを独創的につかむことを知らずに、創造的に至らずに、至らぬもの…

補完

追憶に迎合されるものなどは、 ここでの認識を深めるためだけの ためらいを生み、 ため息に変換させられるだけの日常の いびつさに耐えかねずに、 ここでの権利を謳い、 現状を保つためだけの 統合を求めるような 普遍的なものに飲まれ、 自らをそこなう。

スケープゴート

誰もが通り抜ける風景に迫る暗く沈む面影に静謐さがよぎり、体現するものが魔法をかけ、エンドレスになびく幽遠にほのかな香りがせめぎ合い、淫蕩な季節に配される夕闇が真理を語り、横溢する語源や、そこで変化し続けるものが筆圧をかけ、完全性を求めるだ…