昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-11-05から1日間の記事一覧

相似するさえずり

憎しみを緩衝させるための舞台で続けられる演技が独善的に迫り、狭い価値の中でカタストロフを謳い、絶えず巻き込まれる思いは、心理的な汎用性に接続されるあらゆる流通的な消費から、流行的なカラーや、懐疑的な日々に帰結していくだけの貪婪で鈍磨な意味…

嬲る

色彩もあいまいで、 くたびれた冬に浪々となびく感情は、 どこか憂いをかかえ、 混濁する意識を嬲るだけの風を退け、 契合されるだけの日々に 緩衝しては、 さまたげるだけの思いをひるがえす。

さまよう過ち

十全とした王を気取る金銭を打ち砕くべきだ、と疎外感をたくわえた反発を反復させるための機能によりためらう反抗的な尺度から、貸し借りを続け、そこに贈与されるかぎりに継続していく意識的な敗残から、背徳をモチーフに、アンチテーゼを繰り返し反響させ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 空白に迫害される獣がうろつくうとましい夜に設立された疑問などは、与えられた答えをひるがえすような疑問には至らずに、それは愚問と呼ばれ、その答えこそが正しいのだ、と崇めることだけが、自らの正しさを正しく示すように見…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 潰える思いが先々に敷衍し、艶美に現れる瞬間に消え入り、本質すらも捨て去り、確かな思いに足枷をはめずに、世界を肯定する、まる