昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-01-15から1日間の記事一覧

森の夜

静寂ではにおいだけが頼りだ。闇に孤立する瞬間に孤独はまたたくまに消え去り、谷閒にひそむ悪意にこころ奪われずに済むようにおまじないをかける必要性も無ければ、何かに悲観するよりも、瞬間を健気に生きようとする動植物や、気だるい山脈から流れるエレ…

約束をやぶるよろこび

生きるとは、単に長く退屈なものである、とうながしては、窮屈な理論に凝り固まる彼女たちの慟哭や、彼らのジレンマに遭遇しては、偶像崇拝に至るだけでは、ここで堅持されるものや、道徳によりかかり、自らを不自由にするのであり、でたらめに真実を追いか…

追求

擁立されるものなどは、 どれも退屈なものであるし、 求められて 与えられるものなどは、 何かを浪費させるためだけに、 今に迫る。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 遊蕩しては、まさぐる風景に迫る偶然的な敵意や、余韻が停泊し、ここでむすばれる思いが永遠性を築き、機械的な道理や、動機を謳うだけの者どもに相似するための愚行を続け、つたない思いを基礎に変えるだけの理想などを超越する…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 安っぽいアンチテーゼが降る夜、座ることを捨てた猫たちの大群にいりまじる浄化されない思いがむしばむ夜を通過し、犠牲的な道理が迫り、憎しみを増幅させるための過程から抜け出し、低劣な判断を飛び越え、有する価値に形すらな…