昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-01-16から1日間の記事一覧

偶像の禁忌

森から街へと下る。消費されるものが違うだけで、森も街も、なんら変化はない。ただ目の前を通り過ぎる景色が意識を遮る。後は、残骸になるまで、貪られるための身体に補完される痛みを吸収する間に現れるのに、ふれることすらも許されずに自らを抑圧する。…

森の夜

静寂ではにおいだけが頼りだ。闇に孤立する瞬間に孤独はまたたくまに消え去り、谷�閧ノひそむ悪意にこころ奪われずに済むようにおまじないをかける必要性も無ければ、何かに悲観するよりも、瞬間を健気に生きようとする動植物や、気だるい山脈から流れるエレ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 陥没していく精神は、正否にもとづくものを迎合しながら、引き合いに出されるものを加算し、あたかも正解のように煽るような間に保たれる言葉などは、言葉に至る前に、欲望に抑圧され、寄りかかるものに圧壊し、正しさを支払うた…

妄想

夜にかぶりつく思いは、 貪婪なままに引き伸ばされ、 鈍感なものを枷にし、 ままならぬままに もまれる。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 そこかしこで乖離する理解から、堅持されるものが演じ続けるものへと敷衍していく儀式的な統括から、回答を待てずに凍結していく意識的な終わりに混ざり合う結末を超越する、まる