通り過ぎていく風景は断続的で、印象に残るものすら、すぐさま影に変わり、徒らに現実を消費し、求められるものや、そこでとどまらずにうながされるままに、流れていく景色は、形式的なものを屠り、伝達されたものをまやかしに変え、あいまいに示唆するもの…

複雑に絡み合う二人は、俯瞰をせめぎ合い、観念を疎外するほどに瞬くようなものを聳立させ、携帯するものすら無くなるまでに昇華し、観点に疎外されずに、そこに現れるものを認識し、疎外されるだけに至るような存在などを放棄し、傲慢に逆撫でされるだけの…

理も忘れて、 典麗な言葉に 風を与え、 駆逐される前に チクチク痛む思いや、 勇躍する瞬間に 確かな愛をこぼす。

わたしの、はなしをしよう。 常時に消え行く真実の行方など知れず、知らぬ間に受け入れていくものを経過し、軽薄なものにおちいる、まる

わたしの、はなしをしよう。 やりたいようにやるのだ、と見返りも求めずに、ただ淡々と続けることに義務感すらもなくなり、対象とするものや、求めるほどに用いられる義務こそ、空疎なものを生み出し、今を苦しめるだけだと、まる