昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-04-06から1日間の記事一覧

犠牲的な春

たかまるおもいに嵌まり込む君が還元するための世界を想定し、何かを救うために、やかましくやましい神を設立し、摂理を謳いながら、魯鈍な者に変化し、晦渋なロジックにかくされた正確性のかさぶたを剥がし、はびこる悪意がバビロンを覆い、応じる答えが抑…

舐る

まもるものもなくなり、 あいまいにたまるよろこびも ふかまり、 相対するほどに 示されるものに閉め出され、 去りゆく音が反響し、 裁かれるだけの間になびく、 心ない者の歌声に耳を塞ぐ。

愛と背反

誰もが未熟なままに昇華し、むすばれるままに預けられた身体を消費するための生産性だけが、現実性などを謳い、制度を生み出し、いびつな観念を形成し、そこで対価として現れるものだけを愛するという消費的な愛が退屈だから、私は、依然としてバラバラな身…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 どこにも帰らずに戒律すら持たずに、適当に歩き、祈ることなんかするわけもなく、するどくずさんで、段々と迫る孤独もいとおしくエモーションをうながし、消耗しても尚、とまらぬ思いは、どこにも行き着かず、ただただ通り過ぎ、…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 淵源にひそむ無価値なものを、あたかも価値があるように仕立て上げ、それを売買しながら生きながらえ、内外にひそむ悪意を隠しながら、老いを攪拌し、しのばせる半径を飛び越えるべく、範疇とされるものなどに収まらない欲を立証…