昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-04-12から1日間の記事一覧

夜に遭遇するもの

思い出の中で死んだ者の墓を掘り返すような孤立した夜に、毒蛾が街灯にバチバチあたる音が木霊し、散漫な意識を刈り取る暗がりでチラつく幻影と対比されるだけの価値が、多目的にうごめき、なにかと合致するために、絶え間ないエモーションを引き連れ、自ら…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 希望にすら疲れ果て、すりよるものの、重々しさに嫌気がさし、合致するものの理不尽さをあがめるような輩が贖うもののやかましさ、まる

電脳

眠れないほどの闇を作り出す装置や、悔悟をため込むための身体をフラクタルにするために、何度も分裂し続ける存在を捨てた機械の身体を措置し、配備される間にもとづくエゴをかき消すための洗脳を続け、大脳皮質を切り取るレーザーや、短絡的な同期を終え、…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 瞬間とはその場で裂け、どこにも帰路をむすばずに、無数に現れる創造的な転換や、相似するだけの瞬間を破壊し、蔓延る物事に反し、関する間もなく、瞬間とは、終わるために現れるのではなく、ただただ続くためだけにつながる、ま…

隆盛

荒んでも尚、 たわわな苦難の道を するすると すりぬけ、 戻るも地獄と けなす輩を蹴飛ばし、 さわやかに飛び越える。