昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-05-22から1日間の記事一覧

報われない物としての自己

再構築されるエンディングや、偶像にとろけ、怠慢な所以に帰路を与え、記録上を泳ぐ魚たちの群れや、立場を用いる以前に、正しさを廃し、ただ思案することで多目的に現れる理由を排除し、確かな所以を保つために持ち込まれた意味すら愛するような瞬間を覆い…

デカダンスの夜

強迫的な夜に住まう黒い影は、どこかの知らぬ子供が書いた豊かな細胞であり、この夜の鎧を脱いで、ぬいつけられた現在から、磔にされた銀河を救い出すための旅路へと出かける。

はじまり

僕は、あなたから、 何かを奪ったでしょうか? 刹那に嘆ずる思いが、 永続的に反響し、 関連性を深めては、 手堅く勝利を謳うために、 収められた希望すら、 売買される幼稚さを 嘆くよりも、 健気に今を泳ぎまわり、 ただ与えられるものが、 世界をせばめ、…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 被害者意識ばかりが加速し、懐疑的にまじわる先々で、暗澹とした思いが膨張し、呆然として、立ち尽くす君の意識にたむろするものが、自らの中ですら、疎外感を感じ、今にも憎しみばかりを増やして行く、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 はびこる思いを瓶に詰め込み、追憶にたまる悲愁なものをなごませ、内積していく痛みを消費してまで、確かなものを買おうと忙しく動き回るだけの人波、まる

悠遠

互いの眠たい身体も、 フラクタルになり、 担う意味すら崩壊し、 解放される先々で、 抵抗を与えては、 答えすらも持たずに、 ただふらふらとゆらぐ。