昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-09-22から1日間の記事一覧

爆砕

どこにもぜったい帰らんと、てきとうに歩く。歩く音だけが、ぺちぺちと反響して、どこ歩いてるんかもわからんくなっても、ひたすらてきとうに歩くんです言うて、原風景を汚すんやから、えらいやつやな言うて、恬淡なまんまに、あらゆる飯を吐き散らして、天…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 王すらも要らず、と叫び、誰もが王をめざすような時代から、自堕落とは、現れるのだと、権力を打倒するほどに、権力に加担し、偏りを絶えず生み出す、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 君のための消耗品であるわたしは、やがて、際限なく現れるものが示す限界に締め出され、あらゆる規律や犠牲や、規制から放たれ、ただ、どこに行き着くでもなく、飛び続け、孤立しても尚、どこにも帰らず、到達すべきところを目指…

幽愁

悲劇的な所以にからまり、せまる静寂に反し、興じる物事にはねられ、幣束をかかえ、絢爛豪華な主観にたたずむ蠕動していく意識から、緩慢な作用を滅ぼすために、このいのちとは産まれたのか、と感覚で処理する創造的な巣から飛び立ち、容易なことばで配され…

ないものもあるもの

わーきゃーさけぶ わたしたちは、 詩的に昇華されるべく、 価値をぬぎすて、 勝利を収めることもなく、 物の哀れを謳うこともなく、 こと無きを得るよりも、 ことばもなく、 古い過去を捨て、 加工された品位に だまされることもない。