昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-10-17から1日間の記事一覧

軋む神経

もうあついのか、さむいのかすら、わからんくなった自律神経で、ヘルダーリンをなでる。隔離された冷たいだけの、塔の壁に磔にされた詩篇や、集合意識を混濁させるために放たれるコウモリやイルカの超音波が氾濫し、はびこる意識とは、集まるほどに退屈なの…

くるまる思い

くたびれた身体が 羽織る雨は、 神秘的なものである。 新品の感情やね、 管理されぬ前の、 確かな感情やわ。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 思いは修繕も、修正もされやんと、あっという間に嘘ついて、憎しみに肉薄して、宿泊し続ける先々で戒律やなんやを生み出して、儚く散りゆく物語の中でうつ伏せで泣いておる、まる

キャピタリズムのマネキン

鈍感やなかったらあかんなんて、あんまりなこというもんやから、悶絶して、チクチク痛む胸なんかをモネ的なブルーで染め上げた夜の孤独が、氷点下を記録するころには、その孤独なんかは、孤独を思うことにより、孤独であることを加速させ、苦しみなんかを可…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 わびしくつのる想いや、空疎な自分に補完される物語や、渇する間にあふれていく物事などに交差し、静寂に貧する、まる