昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-10-31から1日間の記事一覧

散り行く時

確かめるまもなく、まとめられる日々にまたたき、まばゆく散り行く瞬間も、愛おしく思い、尊くまとまる所以もとめどなく、弔われる時に織り込まれる幽遠に肥大する忘却に現れる幽霊と化し、簡単に処理されるだけの動機が貪婪になり、広域化していく憎悪をよ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 あたためあう二人の呼吸は一致し、帰る場所も捨て、さまよい続ける精神は、つぎはぎのままで、ままならぬ思いをかかえては、延々と事実を引き延ばしていくことを、生きることのように騙る、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 懺悔も終えて、迎撃された意思は、道端にころがり、残骸と化した義体をながめ、永遠とは、空虚なものだと納得する、まる

流浪

全部が全部、商業主義的であるし、生産性に追われ、自らを機械化し、改革を謳うほどに、大義を忘れ、思想自体にまどわされ、自分を見失い、闘争機械として、戦争の奴隷として、革命の醜い落とし子として、あるいは、落伍者として与えられた使命により、放浪…