昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-03-24から1日間の記事一覧

警世の雨

行き先模索し、もとめる君のエゴやら、迎合されるものを崇め、絡め取られる神や、ちぐはぐになる思い出の偶感や、カンバスに描いた魔法のような日々、貧相な雲に乗り、リリカルに捉える隙間から深層心理へと入り込み、混濁する思念が映じるものが収納される…

迎撃

その刹那に たじろぐ意思にすらつまずく。 うまいもまずいもない夜に ちらつく欲は、 今をのみこみ、 絶えず言葉をうばうの、だ。 殺伐とした意思を 捕まえようと もがくほどに、 結末とは、 今をのみこむことだけに 専念する。 すりよる意思は、 蓋然的なも…

見下すこともない

地球の傷を縫い付けて、鯨たちが吠える海で、季節が千切れ、場所なんてものは用いるから狭い価値にとどまるだけなのに、君は退屈な質問によって、自らを体系化し、経過する意味の中での契約をむすぶためだけに、厭うものをしつこく引き止め、酩酊する深夜の…

流動的な真意

何をしているという短絡的な回答に答える必要性すら感じないから、がんじがらめになった時間が担うニセモノの価値をけちらし、慧眼を用い、ひらめきもうるわしく司る悲観的な所以を引き裂き、貧相な価値が近づき、致命的なものを与えるだけの恋の終わりは虫…

生きようとする意思

死は生を、 いまにも のりこえ、 せまる死は、 いまを 絶えずのみこみ、 ことばもなくせまり、 刹那に消え入る本質は、 真実を喪失し、 死をも乗り越える。