昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-04-23から1日間の記事一覧

上り詰める

孤高に浮かぶ桃に乗り、仙境へと向かう。真理は宿など持たず、中空をさまよい、意味に酔い痴れながら、徒然となびく風に漂い、遊蕩な季節に綻ぶ人類のコードたる遺伝子を破棄し、改竄されるだけの時間などを持たずに堕落して、フラクタルな宇宙との理を破り…

形跡

横では虫が鳴いてる 音色だけが、 物事の不確かさを、 明晰なものに変え、 感覚を与え、 表現を持って、 今にグルーヴをさずけ、 存在のあいまいさを、 確かなもののように 成立させる。

反応

空にツバ吐いて、 もう大丈夫だよって、 他の誰かの身体を借りて、 メタファーをつむぎ、 何かを辞めるのは、 馬鹿みたいにだから、 太った世界から 君を救い出すために、 ずっとそっと描く。

夜のことば

この夜を終わらせないために、 革命の鐘は鳴り続け、 けたたましく唸るたましいや、 やかましいだけで、 蛇行する奴らを蹴飛ばす。

翻弄

インモラルな羽を広げ、陰鬱な肖像画に閉じこもる、ケミカルな君や、繰り返される日々が、やがて惰性なものに変わって、クリミナルなものに支配され、散漫な動機を売買する悪い奴らがすり替える普遍性が、いちばんの悪を吐き出し、正義を担ぎ、すべてを破壊…