昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-04-26から1日間の記事一覧

重なる

火と死、良いものなど、どこにもあらず、曇天からこぼれる不確かな光がご馳走に変わり、簡単に消費される差異から去りゆく間際、むずかしい感情が常用するものが横溢し、陰鬱な証拠を抹消し、己から希望を生み出すためだけに、この命は際限なく加速し、隈な…

競合

不埒な思いをかかげては、 懐疑的なままに、 たずさえる愛はかじかみ、 自覚するよりも前に 恥じらい笑う。

轟音

血で出来た街だ。 緩慢なる怒りを 作用させるような 情報とは、 情報にも至らずに、 ただまやかしを促し、 奪われるだけの 思いが蛇行し、 惰性に引き取られるものが、 今を締め付け、 続けるべきことすら 見失う。

形跡

刹那に結ばれる思いが、 むつまじく、 つたない試練を加速させ、 運命を枷に変えて、 もうろうとして、 世界をさまよい、 いぶかるほどに、 正しさは窮屈であるし、 動き回るほどに、 いびつさを増していく精神は、 軽薄な理想をたずさえ、 生きることに、 …

陽光

逍遥する思い出、相対し続け、けたたましく唸る君の窮屈そうな面影、にじむ瞬間に加担する記号や、約束を破棄し、充填されるものから去りゆき、細動する間から敷衍するファシズムの雨や、迎合され続けるほどに大歓声が沸き起こる全体主義的な快楽がほどこす…