昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-05-10から1日間の記事一覧

星雲

意識は広大で、なににもとがめられずに、とめどなくあふれる思いはよろこびを絶えず敷衍させ、記憶を加速させ、意思に枷をせずに、センチメンタルに耽ることはなく、言葉もなく行き過ぎる時折の苦痛なんてものは、通り過ぎたら忘れてしまえるし、そこで得る…

風にあらがう

表現の先の冷めた大地、その先で見つける暖かい感じ、たたずむ思いに詰め寄る感覚は、何かを見つめ、ただ静謐に寄りそう思いは冷静さを保ち、対価をもとめずに、感覚的なもので捉えるやさしさに、言葉は不必要であり、ありのままに降り注ぐ表情は研鑽され、…

大嫌いな鐘の音

典雅にゆらぐ風景、和毛と夏との和解、初々しい雨にぬれる恋、単色にあおぐ不安、完結するジレンマが着たドレス、憎しみと胸骨、反復する独善的な証拠と、消極的な面影がうたう自由から逃れ、寝返りうって、しとねに委ねた堕落したフラクタルな身体との別れ…

窮理

なんも定かでは あれへんから、 変化するもんばっかで、 疲れ果てては、 歯がゆい、と 落伍する行方に 悲観的に浸るよりも、 強靭なままに、 飛び越えるんです。

拭う

できなかったことを 書くように、 行為に及ぶ、 誰もが何をしているかすら わからぬままに、 忘れられた日々を脱ぐ。

爪痕

つくられた家族が テレビで笑いよる。 だれもが悲しみを つまはじきにして、 自らを束縛するための 正義を盾にして、 暴力に耽るような、 情報戦から抜け出し、 静謐に世を抓るのです。