昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-08-09から1日間の記事一覧

弾ける時代

儚いものを内包する他者を介した空虚な身体に嵌め込まれる物々しいもの、しいたげられる健気な思春期の嘔吐、仮説にまじわる罪は、罪と意識した途端に罪としての機能を果たすのであり、そこで認識した途端に罪は意味として、君に背負わされた義務のように、…

リズム

ここはどこかもわかりまへんし、わかったところで、邪魔くさなりますし、なれあいや、なりあいなんかに、なすがままなんよりも、わがままに、行くんが性分。

傷心

空も青々として、 おいしそうだなと君、 たどたどしく くたびれた 愛の洞穴で、 まだらな夢を食べて、 真紅のベッドで、 トラウマにゆれる。

寝ずにいる

排気ガスで汚れた正義、犠牲を生み出し踏み台にして、綺麗事を吐き出す懶惰な社会に吐瀉され続ける汚物みたいな正義、オブジェクトの生成を続ける悪意を転嫁させるための整合性、擁護される動機にまじわる先々で先鋭化していく思いが燦々とかがやき、かけぬ…

幻想の葉

空想の街をあるくインディアン、絵画の奥では、空白をうめるために、フラミンゴがあつまり、風船のなかに閉じこもる過去の赤ん坊たちは、ツンドラが降る暴走した世界で、間隔にとらわれ、意思に磔にされている僕らと、彼女との距離は、決して埋まらないもの…

方々にまつわる君

とぼとぼ足音近づいて、そもそもの思いも重たくて、現実は遠のいて、汗だくになる彼らもクタクタになって、夕餉に広がるアンニュイな空気が張り巡らされる。

とがめる

もうどうにでもなれと、彼ら狩る高い声、呼応する身体は欲すらも破壊するために、思い出をどこにも収めないで、瞬間的に今を昇華させ、芸術的な飛躍を遂げる。

過ぎ去るということ

踏みしめる大地 空に費やされる思いは 価値など求めずに ただ飛び交う無数の意思と 混ざり合いながら 互いのあいだで 互換されるものを 制限も持たずに 消費していく。