2019-08-21から1日間の記事一覧
さもしい夕餉、心理的な汚穢が敷衍し、普遍的な偽善から毒性の真因にまたたく星がくたびれ、裏切られる主観に補完される苦痛などは、今にも消費され、自らの未熟さを回避しながら、ねころぶ悠遠に肥大化していくよろこびが、ねんごろになりながら、長い孤独…
野ざらしの記憶がアザラシみたいに、だらしなく横たわり、たわわな現実などは、所詮は脳が送る信号により左右され、最たるものもなく、境目すらもなくなり、枢要なものなどひとつもなくて、人違いであると、悲観的な君がさらわれる余韻から、インタラクティ…
夜も終わり、あつかましい光がせまり、宇宙規模にまで敷衍する愛が帰路を絶ち、端末化する、おやすみから、横暴な真理をたずさえ、永遠に制限を生み出すだけの時間から抜け出す。
あいまいなパッションで、ざわめく街を越えて、のらりくらりと争うと街中で逃走を続け、ひたすらわがままにわだかまりばかりの馬鹿たちの夕暮れで、汚い明日をながめる。
そうじゃないかと思うことにより、そうだと思い込まされては、規律的になり、保持する意味を乗り越えられずに、誰かの罪を、次々と着込んでいく。
僕らは終わっているのだと、口ぐせのように語る奴らがたむろする陰気な島、退屈をしのぐためについやされるいのちは、なにかを枷にしながら、ただ稼ぐために、あくせくしながら、うたわれる正しさに流されながら、本質的な正しさはただそこなわれていくだけ…
ニヒリズムの影ふんで、軽快に歩くバス、機械的な足を滑らせて、淡彩に消える電車の高音、宿なしの君が気配を攪拌させ、世界自体を破壊する孤独を昇華させるための歌が、延々となびく。
くじけぬように仰ぐ月日の陰に攪拌されて行く追憶も歯がゆく、蓄積する所以がほのかに所有する季節を葬る。