昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-09-03から1日間の記事一覧

現行

君の言葉が懈怠し、命じられるほどに、この命の根は引き抜かれ、無残な命は重力を損ない、動きを見失い、無情な時に織り込まれる所以や、相似する瞬間に循環していく時折に抽象的な思いが敷衍し、官能的に羽ばたくことから、ばたつく精神は成否を持たず、清…

君よ

ずっと生きろ、もっとずっとずっと生きろ。その場で立ち尽くしてもいいから、もっともっと生きろ。

逆走

骨を食べて同化する夜、信号は延々と点滅していて、止まることを知らない君と深まる夜、構造的なアイロニーが降る、現代的な応答が撒き散らす吐瀉物、ラストシーンは、森羅万象を破壊し尽くして、鳥獣戯画の彼方で埋もれたシンパシーと眠り、理論的な敗北を…

叶わぬもの

なんもいらんから、お前欲しい言うても、それはもっともな欲なから、叶わんし、過ぎたもんは、過ぎたもんで、その場にあるようで、遠ざかってばかり。

襤褸

艶美に溶ける花、輝く私たちの終幕、あらゆる根源で揺らぐ刹那、もとめるほどにあふれる欲。

くたびれた日々

貸与し続ける日々を引きずりながら、卑近なものが示すものが締め付ける意味に使命感すら不必要で、不吉なものをうたう余韻を引き裂く。

加速

夜明けを待てずに走り去る超高度文明の鳥、高揚感が幼気なメロディーを作り上げ、健気な様子を涅槃にばらまいて、刹那に訪れ補完される闇が攫うまでの距離、内臓に響く音が精神を軋ませ、機械的な安静から、感情的な受胎告知や、神々しい札束は、新たな神と…

含蓄

宇宙の神話が嬲る。コツコツと歩くヒールの音、貧寒な余韻が脳内を刺激、悲劇的なモジュールが目の奥を突き刺し、単一化されることごとくがエモーショナルになびき、卑屈な奴らを逍遥させるために、創造性を蓄える。

静寂

散りばめられるメタファーを編み込み、言葉は湿気を孕む。たそがれる記憶は、誰かしらの思いを借りては、しずかな営みを繰り返す。