昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

風と鱗

星空の記憶を追い、望みを聞く老いも場面で転換される時間からかけ離れるべく、乱獲される生命を追いかけ、逍遙する隙間に伸縮する事態を追求し、淘汰される自己から、孤立する超自我的な猶予を含んだ行為に及ばせる精神的気圧にほころび、滅び行く記憶に滅亡的なオブジェを創り上げる精神世界的な芸術家から、投下される原理的に老け込む主義へとセンテンスは枯渇し続け、静謐な余韻に蝕むだけの影の色に慟哭する少女の俯瞰から、浪費される際限無い精神的肥大が宇宙を理論に変えるまでに敷衍していく精神的ジュエリーを集める鋭利な十代が引き延ばすバビロンの幻想たる金銭欲や性欲だけで世界は世界と呼ばれるだけに蝕まれる帰路から更迭される肯定されるだけの濁りから、認可していく清貧な慈愛に結ばれるだけの超自然主義的な俯瞰こそが、いちばんの退廃を蝕み、市場を破壊し尽くすペシミズムを世界的に引き延ばし、アンニュイな破壊神へと変化し、変革を叫び暴徒化する群衆心理を扇ぐだけの申請から静謐な予言者を桃源郷に引き込む儒教的なパーティータイムの憂鬱を縁取るニーチェの孤独から権勢を駆け巡るペガサスのごとく収斂していく時間的な兼ね合いから、倦怠感を加工するだけの仮想カオスを掲げる脳内と恋愛との連動から世界的終焉を生み出すまでのプログラムに迫るプロパガンダや、瓦解した意識に季節を封じ込め、憤懣をこぼすだけに剣呑な時代性を掲げる個人崇拝が浸透し、自己の世界性を他者に含ませる的な演技的な前戯から前衛的な過去に固結していくだけに堕落するだけの主義主張が叫ぶ権利をさげすむ思想から、深層心理を破壊するだけの受理を受け続けるだけの道理に課せる罪ばかりが悲哀を運び、因果を銀河に巻き込みながら、追憶を果汁で汚し、混沌を生み出すだけの成敗から空想的な母の胸で眠る故郷の呼吸から渾然一体としては、アニメ化していくかけがえのない自分から創造的な誘拐とサイバーテロが迫る恍惚の夜がホログラムみたいに変わり、偏執する宇宙的な観念から道徳を批判的に乗り越えるべく弁証法を続ける意識から、革命は革命たる由縁を引き裂き、引き出すべき理想は、浪費される関係に結ばれるだけの愛は、愛とは呼ばぬことなの、と氷河で眠るいたずらな君は一心不乱にその氷河から抜け出そう、と必死にもがくこころが情念を捨てたから、情熱で溶かすべき氷河も溶けないのだ、と愛し合う二人を引き裂くようなこころとこころの差異から愛は破壊され、愛は風化していく一途をたどり、ただ金銭で安定した生活こそが、軽快な理想を孕み、皆が皆を恨むだけのグランドフィナーレに進み、破壊のファンファーレが核戦争の始まりを告げる頃には、この痛みは細分化され、分離した生命は精神的な経路を結ぶために彗星に乗り、光の速度と価値を超え、陰湿な支配からの逃走を目指し、名付けられる前の空間で永遠を歌う花嫁や、配備される愛から駆け出すアナクロニズムな概念だけを破壊する光線などが撃ちまくられる宇宙空間から、官能的な濃度をほころばせる行為に準じていく限りに陰る生命から宦官どもが促す道楽を破綻に追いやるような自律神経のリズムから拘束されるだけのていたらくな支配を乗り越え、詩で支配する限りに腐敗しない銀河は、銀河を飲み込み、超誇大妄想へと偏執していく限りに重なる生命は、明晰な分離を繰り返し、破壊的な情緒から長じる由縁へと旅路はハードコアな情景に達し、ジャンクションで破綻する精神が宇宙自体と融合し、行為は、自由を超越し、泰然とした記憶は、超然とした記憶と混ざり、長じる由縁から消え去り、ただ備わることすらも無く、無いものも無く、ただ有ることに対しても反し、ただ無くなることに対することすらも無く、この無とは、この無と思い編み込むことから形あるものに変わるものですね、と物語のモニュメントで泣き崩れる始まりの神も、この結滞な理想に結託していくだけの欺瞞から始まったこの生命とは、ふしだらで堕落するから背負わせるべき罪を自らに背負わせるようなマゾヒストの集まりなのだ、と提携するだけの理論に硬質なイメージすらも無いし、ただ無くなることに関して、有ると思う事からカタストロフは始まり、この生命とは終わりも始まりも汚穢なのですね、と物質的なジレンマを掲げるだけの仏教的な持論すらも自己を用い、時間を利用するから、このすがるだけのニヒリズムに挺身するだけに破壊的な条理を受理し、果敢に挑まず、ただ退廃するような静謐へと逃げ込むのだ、と野ざらしな否定を繰り返すだけの利己的な自己すらも超越するからこそ、この鬱蒼とした思念を翻し、叙情的な予感に肥大する可能性だけで飛び交うことこそが、拘束されずに概念をこの鉄槌たる自らで殴り倒すことへの快感だけが脳内で反響する音と音とのジレンマを口達していくだけの言葉なども邪魔であるから、私はリアリズムを否定し、破綻させるだけの世界たる名前から離れ、放たれるままであり続けることに格納されるような格納されるような馬鹿者にもなりたくないし、この貞操を保つだけの潔癖的な抵抗から、完治しない苦悩を昨日に促すだけの情調すらもいらないから、ただただ原始的に走り抜けるだけの風でありたく、鷹やロンリーと踊り、横溢するガラスのこころを集めるだけに集約される意味を集めては吐き出し、吐き下すだけに配備される間に入れ込むべき理由すらも必要とせず、ただ接近するほどに離れるままを体現するような一律さを保たぬ風で意味をパンデミックさせては、ミミックが肉片を食い散らかすような後片付けを唱えるように行うような静寂さを保つような機械的な君を意味の風で扇ぎたい。