昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

めぐる意識の波形

バシュラールが促す平然とした過去や、枯渇する流動性に隆起するアンドロギュヌス的な精神のジレンマが窓をノックし、恍惚を誘い、原理的な日差しを遮るような気後れする思いが、断続的な支配を継続するだけの世界性を纏い、陰気さを醸し出している。定理に基づく太陽は、自らを神として崇めるべきだ、と成熟した思いを掲げるアガメムノンや、場面転換を繰り返す卑俗な民衆と心理的な暦が一切の暴虐を受け取り、途絶える事無く恨みを綴るだけのルサンチマンが、貧寒な思いを掲げ、加速する自由に理想は、困窮するだけに至る病を生み出すだけに満たない、と国家的な戦争などは、人間的なプロセスを生むだけに至り、至らぬ思いは、昇華しきれずに、混沌へと誘われるだけに自らの精神的な牢獄へと運ばれ、自らを煉獄へと陥れる事に現れる依存性や、タナトス的なバイアスが生まれ、隔てる理由から、最たる意味を重ねるほどに、ねぎらう思いは頓挫を繰り返し、挫折する真理は、退廃的なモノグラムを続け、言葉遊ぶに耽るだけに慇懃を通ずるだけの交換を繰り返し、自らの価値をカタストロフへと誘う防波堤に迫る荒波に飲まれぬように、自らを既読し、あらゆる行為に従事する前に、自らの意志で、その意味に従っているのか、と問いただす事により、正しさとは、無意味さを運び、今に至る軌跡に形跡すらも残さずに、自らの意思で飛び立つ事の意味を知る。

人間とは、破壊性を用い、自らを瓦解させずに、周辺や周囲を破壊しよう、ともくろむ。与えられた家族は、建前上は、家族を守ろう、と逸する事無く従う事だけに、対価を求め、かかずらう事無く、守る事だけに専念する。対する思いは、一貫した不安を誘うだけに定義を結び、ていたらくな自己を膨らませては、用いられる家族という幻想に、自らが破壊し尽くされるだけに至り、そこに用いられるだけの不安にすなどられ、生きる意味すら見失う事に置かれる核家族的な普遍性が、観念をすなどり、牛耳る普通が、理想を困窮させ、意欲を奪い、ただ与えられた義務や倫理観で生命を膠着させ、与えられた意味により、義務感を誘うだけに避けられぬ現実に疎外されていくだけに至る過ちに気づかぬ限りは、軌道修正を執り行えず、波及されるだけの事実に遊びを失い、ただ相続するだけの意味を、意味として受け取る限りに、物事の影として、自堕落な今をさまよい、瀰漫する不満足を餌として、壊疽していく心身を傍観している他者を介した自己として、他人行儀に疎外し続ける自我が、簡素な理由を目的に捉え、途絶える事が無い悪意に鎮座し、互いを恨むだけに惜別を与えるルサンチマンから、統合を目指す独裁的な主観を携え、ファシストへと移行する限りにブルジョアを恨むだけの、プロレタリアが連想するジンクスが、後続する意識に、顕著な破壊性を持たせ、偶像崇拝に至り、堅持する意味に誇示するだけの理由が正当な神として崇められる限りのテロリズムを生み出す。あらゆる行為は、権威的なものに引っ張られ、自らの圧力に屈さぬように、最もな信仰は、原生を失い、ただ与えられた影響にだけ反応するような受容体として、関連する物事と変異し続け、最悪なウイルスへと変化を遂げ、与え合う影響により、善悪の是非などを喪失し、錯綜する意識は、意味に捉えられ、与えられる言葉にすなどられ、自らの意識により、疎外され続けるだけに至る。若いだけに促される事に赴きは無く、年老いたからといって静寂に身を預け、無関心を装う事にも正しさは無く、一貫して正しい、と言い放つ事に正しさは偏りを生み出し、懈怠するだけに至る心身に善悪の是非すら喪失され、自らが正しいのだ、と言い放つ個人主義的な衆愚を生み出し、全体主義へと移行するだけの主義思想などに本質すらも無く、そこにはエゴイズムしか無く、事務的で義務的なものしか存在せず、そこに示される存在などは、すぐさま自己から閉め出され、ただ傍観者として、動き回る自分を退屈に眺める自分を作り出すだけに至り、価値を測るだけに至る過ちから、与えられた事に対する捉え方は、合間を持たずに、曖昧さを謳い、中庸を破壊する事だけに重きを置きたがる。あるいは、あり方に膨らむ情事が、常識を謳うほどに、本質を見失い、ほとんどの真実は、魯鈍なものに変わり、課せられた罪を世界にばらまき、あらゆる原理は、喪失感だけを抱え、憂鬱に至るだけに満たない気持ちに蔓延る悪意が、またまたあらゆるものを破壊し尽くす事だけを続けたサイクルをめぐり、それに気づいたところで、誰もがとめようも無い、と諦める事に至るだけに咎められる自己とは、自分の意志を喪失し、流されるほどに、帰り着くべき意味すら横着な今に捕らえられ、強制労働へと従事させられ、お払い箱になり、名も無く土に帰するまでに除外されるだけの人間性などを追いかけるよりも、人間からの超越を教える。何度も教える限りに陰らぬ精神だけが、超越を知る。すべての原理を超克する限りに、越えられぬものは、越えようとする者には、障壁にすらならず、そこに与えられた影響などに微動だにせず、ただ迫るセンチメンタルなどが今にセメントを流し、そこで膠着させよう、と強制する事に反し、飛ぼう、とする意志だけが、意味を飛び越え、とぼしい今を超越し続けるの、だ。