昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

荘厳なよろこび


 攻め入る闇と対峙し、世界を晴天で結ぶ愛から羽ばたき、自らの意思だけで、席巻する辺りにちらほら崩れゆく形式が見事な花を咲かせ、搾取されずに、惨憺たるものと、安易で愚直な征服欲が、気配を奪い、運命的な邂逅も、悔恨をため込むだけに至り、拘泥する意思は、意味合いをあいまいなものに変え、デカダンな意識へと疎外され、愛された記憶すらも過去の呼吸をすなどり、あいまいな意識を追従し、つたないものの従者として尖鋭的な意志を持たずに、前衛的に肥大化する創造性へと乖離し、理解は、不当な意味を透徹させようと必死にもがき、リンクする先々に快癒するブレインや、因果律や、吸収される原理に全体主義的な適応を求めるだけの政治性から、低気圧に巻き込まれ、暗鬱な表情で証拠も無くなり、根源へと狡猾な意識がモラルを求め、倫理観を謳うだけにうねる言動や、快活な動機へと慢性的な痛みを敷衍させ、俯瞰に迫る愚行や、空疎な意識に剪定される花の苦しみや、横溢する瞬間に用いられる清潔感や、征服欲などが不具合を授け、定める意識に軽快なものすら損なわれ、そこかしこに固執するだけの偶像を用い、昏倒する意識にさえずる軌跡も、道理を損ない、買いかぶる意識に受理するだけに後ろめたい衝動や、要する形に緊切していく愛から、敢行する意識に除外されていく結末に不思議と敷衍する面影が、かけがえのない意味合いをほころばせ、こじれる後に迫る波形や、経過に迫る結び目や、永久に引き込まれ、この場とは、永遠に定められた空間から、逃げだそうともがけばもがくほどに、その経過に吸い込まれ、二度と這い上がれないような形式や軌跡にまとわりつくだけの存在が損なう意識にないがしろにした主体性が、何かの命令を待ちわびて、自分で考える事を失い、ただ情報へと倒錯し、譲歩する瞬間に、主体性は、誰かに制圧され、何かの支配を受け入れ、快活な動機を失い、今に放棄する辺りから、沈積する痛みに媒介する景色や、契合されるだけに、儀式的な生贄として、模倣する先々に演技を続け、愛しているかのような幻想へと浸るような衰亡や、垂涎する意識に押しつける痛みや、陰鬱な焦土からあふれる嫉視や、元素記号の海へと潜り込み、深淵を覗くようなよろこびや、精神的な静謐にこそ、永遠を確かめるような触感があり、自らに横溢する瞬間こそが、延々と自己を傍観するような最たるものを加速させ、苛む後から傍観者たる自己の監視から、弛緩していく主観から、あふれる永遠性だけが、出来合のものを打ち砕き、傲慢な意思や、印象に淘汰されるだけの自然性や、性善説を謳い、正義を偽装し、悪を媒介させるような皮肉から逆撫でするコードや、根幹を腐らせる疑問視におとずれる過去からの答えが催す偽善や偽装から、逃げ惑う意識的な疎外感から、孤独感が増していき、感応する先に乖離していく意識的な終わりから、横溢していく自らの巣への逸脱こそが、人間を飛び越え、名前に応じるだけの概念に嘔気を授け、新たな意識に仮説を組み込み、制御不能になるからこそ、精神とは、改め、あらゆるものを飛び越え、吐瀉する先々を透徹させ、問い質すよりも、公平さや、平等を用い、同情を有し、有する価値に弱者の意識を植え付けるよりも、高次に至り、次々に飛び越える意識だけが、言い分けを捨て、淫蕩に耽る形式から逃れ、形式に陥るだけに枠にはまり、判断を失い、自分などを追い続ける限りに陰る本質は、確かめるばかりで、物事の本質を覗かずに、遠のく真実を負い続けるばかりで、この場限りの物事に外に追いやられ、応じる答えにこじれる後先が、軽薄なものをたずさえ、惨憺たるものを産卵し、傲岸不遜なままで不当なものをたずさえ、人間的なものへと収まり、ルサンチマンへと変貌していく限りに何かを卑下し、貧寒なものへと陥る先に悲観していくだけに製造される物事は、本質を損ない、そこかしこで不幸自慢をし、何かを陥れようともくろむ先に黒々としたものを育て、惰性な思案から、失策ばかりが生み出され、弛緩していく精神が貸与する価値から、形はねじ曲げられ、用いられる普遍性により、絶望へと疎外され、装填される理論を撃ち込み、物々しい雰囲気を壮絶なものへと変貌させるだけのデカダンな意識からカタトニーへと至り、疲憊する心身は、超越を求め、乖離する快楽から、融解する不自然さや、マントルへと引き込まれ、重力を捨て、ガイアの中心へと採血され、ガイアの血肉として、あるいは生贄として、信仰的な超自然的な宗教的なものをため込み、コギトを奪うだけに哲学を損ない、どこにでも神を偽装し、偶像崇拝へと至るものを継続していだけに満たないのが、人間的なものの哀れであり、純真無垢な信仰が引き出す快楽から、開拓される物事は、ただただ自らの幻想に浸透し、真相を見失い、見え透いたものを信心するだけに至る。