昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

青空

群青色に解ける青春の帰路から、
短絡的な一体感を謳うよりも、
端的な整合を謳うよりも、
乖離していくほどに、
用いられる一貫した意志からも放たれ、
はびこる悪意に支配されずに、
たちまちにあふれるものが、
物語へと加速し、
足かせを外し、
世界を世界として認識する以前に、
中空へと旅立ち、
中庸を保たずに、
ただ用いられるものを信じるよりも、
自ら得るものこそが、
誇張されずに、
自らに敷衍し、
確かなものなどは無く、
ただ阻まれずに至る事こそが、
浸らずに、
悲観せずに至る。