昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

きらめく意志


 金のにおいしかしない街を越え、因果律に賄賂を送り、時間と空間や次元に阻まれずに、現在を超克し、調律する運命が、確かな音色を放ち、印象にとろけ、吐露する思いは、ノウハウや、ニュアンスや、マニュアルばかりで退屈だから、私は、踏み込んだ意識に、かかとを踏みつけて適当に履かされている意識的な靴を脱いで、裸足で交わる地上との交信や、因子に駆け巡る素数との別離や、まるで満員電車は、養豚場へと運ばれる豚ようなものだ、と笑い、運ばれる意味も知らずに、食われるために産まれた無情さに気がつかない、君のかすかな欺瞞と疑惑と、魅惑の彼方に加担する意識に互換されるサディスティックなものが、一貫して私を苦しめるのだ、と促す苦悶の表情を浮かべるラディカリストたちが、バンダリズムに至り、パンタ・レイを否定し、崇めるだけの神を恨み出す。抑圧され続ける奴隷の精神も、極めれば、その場に屈従しても尚、従僕として、意識を用い、営み、這い蹲る痛みに耐え抜く強さは、何よりも強度を増し、耐え抜く意志だけが、奴隷としての意思を超え、屈辱に耐え、何かを守ろう、とする意志は、何よりも力があり、権力に屈しても尚、耐え続ける意志は、何よりも強固であり、あらゆる物質に隔てられても尚、突き進む強さが、彼や、彼女らには、備わっているが、ただ普遍性に騙され、意志をも屈従させる限りには、偏った意思を放ち、何かを、屈従させよう、と働かせるものへと加担し、はみ出すものを排除し、疎外させては、無視するに至るような、卑賎な者が示す策略へと、自らを投じる。力の関係を解き明かせば、権力の退廃や、法という囲いを取り払い、権限とは、自らが生み出し、何ものにも侵略されずに、また侵略する事も無く、自ら生み出す力だけが、自らだけに作用する事を示せば、世界平和へと追考する知恵が、世界的な力を手放し、自らの意志に基づき、平和を定立し、やがて、あらゆる法の惰性さを取り払い、儀式や規律を脱ぎ捨て、従属する観念を取り外し、擦り寄るものを美化せずに、自らの意志に基づくものを、愛し始める。管理され、示されるとしても、自らの意志で受け入れ、何があろうが、動じない強さを用い、善悪に左右されずに、用いられる法に束縛されずに、自らの判断で、すべてを乗り越え、考えへと至らせるような教育を施し、頑是として折れずに、めげない者であるべく、追考する高尚さを用い、永遠平和へと至るまでに、教養を深めるよりも、強要される価値を否定する力こそを、昇華させるような教育こそが、正義を超え、新たな主義に従属せずに、あらゆる主義を受け入れ昇華させる自由思想へと至るような軌跡を踏み荒らす者をも虐げずに、従えずに、自由に思考を敷衍させる流れの一部になること。或いは、現時点を飛び越えるような超越を含んだ私との行為にもとづくセオリーを打ち砕くような正義をも超える何ものかを手に取り、リリカルな思いを伝えては、散文化していく景色や、詩的な刑期を終え、演繹し続ける先に、モラルをも引き裂くような超越から、宛然に猛る思いが、証拠も残さず、昇華に至り、死をも超越し、用いられる原理に反し、やがて静謐な預言を重ね、用いられる真実に沿うほどに、補填させられ、負担させられているだけに至る幼気な気持ちを、ステレオタイプなもので染めるか? 或いは、帝政を打ち砕くべく、革命に従事し、己の感覚を麻痺させ、愚鈍に生きるか? はたまた孕むものをフォーマットさせられるだけに浸る現実に洗脳させられ、信じるものは、自分で見聞きしたものでは無く、誰かが、偏り騙るものを信じるだけに、間違った真理が、間違った思想を生み、破壊に至るか、偏る限りにテロリズムに陥るか、曲がった信仰とは、やがて過激なものに汚されるだけに至るものを信じるだけに、ルサンチマンや、レイシズムや、ニヒリズムに陥り、加点を加えるべきところを間違える限りに、人間とは、人間によりねじ曲げられるのであり、何かを知り、知識に変える事は、自分を破棄し、何かを狩る事に重点を置き、すべてを見下し、自らを神として崇めるようなナルシズムを生み出す欠如から、暴走する意識は、誇大妄想へと至り、依存心は、過去の虚構をたどり、退廃的な虚偽へと浸るだけの愚行を重ね、行為に従事するほどに、十全としたものを持たずに、病を加速させ、自らに鬱々としたものを抱え、持たされる病は、やがて、君を分断させ、分裂的に背負い込む儀式的なギミックの中の一部へと折り込み、応じる答えへと退行し、行為に従属する限りの付属品として生きる限りに陰る本質とは、間違ったものを信仰し続け、つたない意識は、言い分けばかりを重ね、服従するほどに、自らの意志とは強固なものへと変わり、加速する真実は、時系列を超え、へだてるものを無くし、あらゆる原理を超越するまで、抑圧され続ける事にかかる圧力へと抵抗する力だけが、すべてを超えるものへと変わる。