昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

疎外感を超えて


 偏った思想は、ファシズムへと走り、闇雲に破壊へと迎合し、全体主義へと陥り、あらゆる破壊を賞賛する。迎合され、翼賛される不潔な精神は、不幸であることを迎合し、不潔であることこそが、確かな者であるための普遍性であり、規律に沿い、生きることだけが、安全なのだ、と謳うものに反する全体主義的な者が吐き出す普遍性に関わるほどに、暴力的な傀儡と化し、自らを見失い、身近な者を傷付けるだけに浸る意思は、還元され、自らの価値へと変わり、加担するものを半減させ、還元される金銭的な卑賎さに、散華をまとわせ、懺悔へと至らせ、自らの惨劇を加速させ、今に還元される意思的な汚穢を、観念へと擦り付け、意志を自由なもので囲い、謳われる自由ほど、身動きを封じ、現実への軋轢に変わり、あつらえる意思は、今に起源を加え、利己的な保身を考え、あてがう意思は、威信を失い、互いを蔑むだけに至る。意志のためにしか動かず、ためらわずに執り行う意思的な美麗さだけに、うるおいを感じ、短絡的な満足へと浸るたびに、慢心や欺瞞は生まれ、自己犠牲や、議席を埋めるだけの討論や、統合されるほどに、曖昧で、安直なものが、現実を阻む傲岸不遜で、不満足を謳うだけの偏執するだけに、原始的な苦悩を取り込むだけの人格的な格納や、悔悟をため込むだけの瞬間に加工される苦悩へと厭うだけの本心は、本質を見失い、ただ、勇敢さを損ない、そこかしこで憎悪を媒介させ、相対する意識は、思惟を跨ぐだけに、間違いを改めずに、あらがう本質は、損なうだけの孤立感を生み出し、孤独へと誘うだけの観念は、締結するだけの苦しみへと移行し、訝る現状へと拘束されるだけの規律に、正しさをあたかも生み出すように押しつける強制力から、行使するものが、識見を失い、ただ、侮蔑するだけに至るような苦悩へとあてがう意味が、管理的に損なう精神性や、世界性を謳うだけに、自由に帰巣し、交互する意識は、謀るだけに至り、あてがう意味へと硬質な論理を重ね、労働的な汎用性を用い、凡庸な苦悩を重ね、かじかむ思いは、収納されるだけの原理にスペースを与え、暴かれる現実や、購うだけに浸る苦悩から、空虚さをため込み、こき使われるだけに浸る現実へと痕跡を残し、分断される意識は、爽やかさを失い、サバイバルへと至り、故知に倣うほどに、内面的な合否を膠着させ、善悪を利用し、何かを蔑み、陥れるだけに浸る現実に、空洞は生まれ、空虚さに埋めるだけの卑賎な価値や、ルサンチマンが生み出すプロパガンダや、文化的な苦悩を、終末論的なものや、アニミズムに耽溺するだけの超自然的な乖離から、理解は、塞ぎ込み、俯瞰を暗鬱なもので染め上げ、加工する原理や、枯渇するだけの今に騒ぎ立てる原理的な苦悩や、空気感染していく憂鬱や、誘導されるだけの融合から、雇用されるだけの同化や、道理に結ばれるだけのアイデンティティーを奪い、統合されるだけの普遍性の不潔さに気が付かずに、ただ、占領されるだけに至らせる倫理観に過疎化していく本質は、寛容さを損ない、そこかしこで恨みを媒介し、ルサンチマンの怪物を生み出し、乖離する本質は、正解を求めるほどに、魯鈍なものへと陥り、貴く結ばれ、たしなむ愛から、かじかむこころは、どんな愛をも受け入れる貪婪さや、悲観するだけに浸る思いを食い荒らすだけのシステム的な餓鬼として高揚感を加速させるだけの退行や、行為そのものに服従するだけの快楽へと陥る隙間に瀰漫する不満足へと迎合していく怒りは、保身を満たすだけに、満ち足りないものを媒介させ、吝嗇なものへと変貌し、変換される幸福も、恒常的な苦悩へと至らせるだけの歪みを原罪に変え、利己的な集約から、簡略化されるだけの言葉へと唾棄されるものが、賞賛され、閑散としていく意識は、散漫なものをため込み、慟哭へと至らせ、悲しみへと浸らせ、悲観するほどに信仰心は加速し、反響する意識的な哀れみを生み出すだけの同情へと同居する保身が、本質的なものを乖離させ、噛みつく幽鬼へと変わり、現行に妨げられ、平らげる保身が、あいまいな今を食い散らし、熱情するだけに至らせる愛が、疑似的で義務的な愛を信仰し始めるころに激情し、情交へと浸るだけに生まれる快楽へと阻まれ、蔓延る悪意を捏造し、正義をも悪として捉え、独善的に遂行される考えの誤りや、過ちを生み出すだけの陋巷から生まれる噂話が、本質を濁し、批判する快楽へと至らせ、懐疑的な日常に大義も持たずに、開示されるものを信用し、有する価値へと偏るだけの普遍性へと制度をねじ曲げ、制限を生み出し、規律へと阻めるだけに浸る傀儡が生み出す快楽が、日常を閉鎖的に変え、権限を用い、権利を謳い、自由を肥大化させ、肥満化する苦悩は、不安を武器に、かかずらう本心を、ニヒリズムへ変え、義務的な死へと追いやるだけに浸る苦悩などを破棄すべく、超越するとは、なんであるかを、自らの力で考えるべく、既存のものすべてを破棄する画期的な魔法を唱え、喪失感に悶える暗鬱を昇華させるべく、創造性だけに荷担し、短絡的なものへと陥らずに、自らの意志で引き出すものを愛する。