昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

垂涎するもの


 目覚めるままに受け取る朝に高揚し、何事にも使われずに、自ら奏でるものが、秀逸なメロディーに変わり、感覚に反響し、確かなものを歌い、代償を求めるよりも、解消される先に、物憂げなものが迫り、センチメンタルへと誘うよりも、今ある苦しみを嘆き、今に悶えるよりも、自らの未熟さを嘆き、今に閉ざす意識に経過し、模倣するだけの苦しみに堅持するものなどは、誰かが与えた苦しみに質感を残し、契約された痛みへと、引き摺られる観念が、迎合する普遍性や、不潔な今に契合を用い、意味を、契約の中に閉じ込め、枯渇する今に沈積する痛みへと引き摺り、悲観するほどに、痛みは増し、互いの理想を謳う頃には、理性は失われ、ないがしろにする先に、先天的な意味をほころばせた病が降り注ぎ、過ちを理論的に打ち出し、出し抜ける者や、騙す者との契りを終え、嗚咽促す空に合致し、悶える隙間から、あふれる涙を櫓櫂し、逡巡する意識に擦り寄る価値へと、現代は、露骨な芝居を続け、モラルに求める公然的なカタルシスから、メラトニンを求める憂鬱な雨雲の彼方の動きにまとわりつく実体に悔悟を溜め込み、一切に悶える傾向も、硬質な所以に放たれる一切の価値に屠られる光景も、形容するものに偽装される礎が用いる知識は、良くも悪くも、今を昇華させ、あるいは、抑止し、心情を奪い、侵攻を遅らせ、用いられる限界の中で生まれる苦しみへと、暴かれる定理に基づく意識的な汚穢や、諦観を促し、渇望する現在に導く諦めにたむろする、ためらう者が促す終末論的な模索から、乾いた生命に与える起源が、正論として、受け入れられるほどに、損なわれていく意識に滑落するだけの世に浸るだけの交錯から逃れ、自らの意識に帰り着き、自らの意志だけで、世を形成し、世界を飛び越え、おぼつかない意志や、怯えるだけの現在に点在していく行く末や、終焉に巻き込まれ、謳われる終わりへと騙される、愚鈍な精神が、正式なものを謳い、マニュアル通りに恫喝し、執り行う義務へと、感覚は隷属し、敗北感を謳い、妨げるだけのエゴから、枯渇する生命は、数々の欺瞞を用い、互いのエゴに固結し、修繕されない痛みへと沈み込む。思考回路を停止に追い込む澱んだ精神論を受け取る以前に、自らのエゴを加速させ、未熟な進路を打ち壊すような企みを枠内に放ち、印象に統合されるだけの無情な正常さに関わるほどに、成熟しない内心は、自らの精神の内外に未熟なものを突き刺し、使う者と、使われる者が、互いの印象を謳い、互いを騙し合うだけに至るような闘争と革命の雨の中で勇断する者だけが、奇跡を信じるよりも、奇跡とは、自ら行う事だけが、奇跡に成り代わるものを演じるだけに過ぎない事を知り、満たないものが、用いるエゴから、映像化されるだけの奇跡に交わる愛すらも、その場で使われるだけに至り、何かを生み出す機械として働き続けるだけに、堕落した主観を生み出し、快活に何かを見出す事もできずに、その場で屈従するだけに至らせるような世界観に完結するだけに、体系的なものに関わり、互いを咎めるだけに浸る現実から、減容していくものへと滑落する意識が、看病を続け、自らを守るのは、自らだけであり、でたらめな祝福を用い、愛を堅持するほどに、補填される苦しみは、ほかの痛みを分散できずに、ひとつに集中する痛みに、執着するだけの行為にもとづくエゴに引きずられるだけの過去からの孤立から、行動的な論理に閉じこもるだけに、ほかの痛みへと執着するだけの契合から、行為は、元々の価値を謳うだけの境目を生み出し、その場に陥穽を生み、破壊的な規律や、条理にもとづき、起動するものすべてを破壊へと追いやるだけのファイナライズを終え、不安感を謳うだけの幻影をたずさえる先に、得るものも無ければ、果敢に挑む事すらせずに、センチメンタリズムに沈み込むだけの過程に用いられる苦しみへと引きずり込まれ、自らの痛みを自覚する以前に、与えられる痛みへと偏向し、平行線をたどる痛みは、変化を求めずに、その痛みの中にとどまり、憤懣をこぼし、俯瞰に迫る不快感に追われ、自らを汚穢として捧げられる意味へと儀式的な昇華を強制的に執り行われ、泰然として受け取る事もできずに、拘泥するほどに、痕跡に苦しめられ、自らの使命感にゆだねる痛みへと整合されるだけに、普遍的な苦しみは、変化を求めるだけに、用いられる苦しみに囲われ、悔悟を求めるだけに、一切に兌換されるものが、果敢に挑む事を忘れ、居心地の悪い現在に点在していく苦しみへと引き込まれ、卑屈になり、担うべき意味も、意思の外で同情を繰り返し、視界を失い、導かれるほどに、枯れ果てる精神は、懐疑的に至り、悲惨な現状に埋め尽くされる痛みに阻まれ、外からの感作から、安易なアレルギーへと至らせるような影響を忍ばせる意味から完結していく物語に立ち行く迎合されるだけの衆愚が、促すイデオロギーも、ただ、抵抗する意味を履き違え、破壊するだけに至るような現状に起算される狂いの歌から、奪われる見知に、権利を謳い、管理下に置かれ、置き換えるものも、襲われるだけに至り、打開しよう、ともがくほどに、襲いかかる権力に対して、屈従せずに、立ち向かう強さだけが、立場などを持たずに、意味を切り裂き、今に飛び交うエゴを切り捨て、自らの意志だけで進む事だけが、答えをも用いずに、出来合のものを信じず、史観にうごめく人間の汚さが織り成す時代的な融合こそを切り捨て、自らが歩む事だけが、時代になり、新たな意味を生み出す一歩にこそ、答えに拘泥せずに、このままである事のよろこびに触れ、成熟する精神は、敬神など必要とせず、用途に膨らむ惑乱に浸らずに、自らが悲観しない限りに、苦しみとは、外からも中からも膨脹せずに、自らが超えようとする意識だけが、世界に距てられずに、自らの意志だけで高揚し続ける事に、他者からの影響は、何ら受けずに、自らの力だけで高揚し、交互するものも、卑賎なものを放ち、卑屈に至るだけに浸るエゴなどに昏睡しているだけの、みだらなものに過ぎず、ヒロイズムを吐き出すだけの定理の軽薄さに騙されずに、自らが促すものだけが、ヒロイズムを超え、どこかに誰かの影響を与え、贋物の神や、英雄などを作り出し、今を騙す事だけに、至らせるような言辞を弄するような馬鹿者にこそ、騙されぬように!!